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スズキ「ジムニーノマド」は265万1000円から!「シエラ」との56万6500円の差はどこに…後席の使い勝手や快適装備を検証します

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TEXT: 萩原文博(HAGIHARA Fumihiro)  PHOTO: 萩原文博(HAGIHARA Fumihiro)/AMW

  • スズキ ジムニーノマド:メッキ加飾を施したガンメタリック塗装のフロントグリルを装着
  • スズキ ジムニーノマド:ついに5ドアのジムニーが日本で発売となった
  • スズキ ジムニーノマド:ホイールベースはシエラより340mm延長された
  • スズキ ジムニーノマド:車両本体価格は、5速MTが265万1000円(消費税込)、4速ATが275万円(消費税込)
  • スズキ ジムニーノマド:タイヤサイズは195/80R15。アルミホイールは標準装備
  • スズキ ジムニーノマド:搭載するエンジンは1.5L直4の1種類
  • スズキ ジムニーノマド:インテリアはグローブを使用したままでも確実に操作できる物理スイッチを利用していることなどは3ドアのシエラを踏襲
  • スズキ ジムニーノマド:4速AT車にはアダプティブクルーズコントロールが標準装備
  • スズキ ジムニーノマド:快適性、積載性、乗降性にもこだわっている
  • スズキ ジムニーノマド:座面もタップリとした厚みのあるリアシート
  • スズキ ジムニーノマド:ホイールベースを延ばすだけでなく、リアシートへの乗降性も考えられている
  • 先日亡くなられた鈴木 修相談役も空から喜んでいると話す、鈴木俊広 代表取締役社長
  • スズキ ジムニーノマドと鈴木俊広 代表取締役社長とのツーショット
  • スズキ ジムニーノマド:メッキ加飾を施したガンメタリック塗装のフロントグリルを装着

ワールドプレレミアから2年…待望の「ジムニー5ドア」が日本上陸!

2025年1月30日、スズキは、インドで生産されすでに現地では販売されている「ジムニー」の5ドアモデルを、「ジムニーノマド」というネーミングで日本市場に導入すると発表しました。正式な販売開始は4月3日からで、車両本体価格は5速MTが265万1000円(消費税込)、4速ATが275万円(消費税込)。3ドアの「ジムニーシエラ」の上級グレード「JC」より56万6500円高となります。その価格差がどこにあるのかをチェックしてみましょう。

ロングホイールベース化でも悪路走破性の悪化はなし

2023年にインドのデリー・オートエキスポでワールドプレミアされてから、日本導入はいつになるのかと言われ続けていたスズキ「ジムニー5ドア」。ようやく待望のスズキ ジムニー5ドアが、2025年1月30日、スズキ「ジムニーノマド」というネーミングで日本市場に導入されることが発表された。

ジムニーノマドの車両本体価格は、5速MTが265万1000円(消費税込)、4速ATが275万円(消費税込)。3ドアバージョンの「ジムニーシエラ」の上級モデル「JC」の5速MTが208万4500円(消費税込)、4速ATが218万3500円(消費税込)なので、5速MT/4速AT車ともに56万6500円高となる。ジムニーノマドは本日から受注を開始し、正式な発売は4月3日から。

軽自動車のジムニーと3ドアのジムニーシエラは静岡県にある湖西工場で生産されるが、今回導入が発表されたジムニーノマドは、インドのグルガオン工場で生産され輸入される。製品品質が気になるところだが、インド生産についてのネガな点は全くないと発表会で鈴木俊宏社長は断言した。

「ノマド」と言えば、以前スズキが販売していたSUVの「エスクード」にも付けられていたサブネームで、遊牧民を意味する。鈴木社長は発表会の中で、エスクードは現在のコンパクトSUVの礎を作ったモデル。5ドアのノマドを追加したことで、さらに販売台数を延ばした。それをオマージュしてノマドというサブネームを今回はジムニー5ドア車に付与し、3ドア車のシエラとの差別化を図ったと話す。

ジムニーノマドのボディサイズは、全長3890mm×全幅1645mm×全高1725mm。ホイールベースは2590mmだ。3ドアのシエラと比べると全長とホイールベースが340mm延長された一方で、全高は5mm低くなっている。

ホイールベースが長くなったことで、ノマドのランプブレークアングルが25°と3ドアのシエラの28°より小さくなっているものの、本格的なオフロード走行性能への影響はない。

ボディが大型化されたジムニーノマドは、ボディの骨格にあたるラダーフレームのセンターフレームを延長するとともに、センタークロスメンバーを追加し剛性を向上させている。

そのほかではATの各構成要素の高強度化、フロントブレーキに放熱効果の大きいベンチレーテッドディスクの採用。リアプロペラシャフトの長さおよび直径を拡大、フロントサスペンションのコイルバネ定数の調整やショックアブソーバーの減衰特性の最適化、スタビライダー径の拡大など、ボディの拡大や車両重量増の対策が施されている。

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