ボンドグループのブースで究極のGクラスを発見
カスタムカーのビッグイベント東京オートサロンが2025年も1月10日~12日に開催され、3日間で累計25万人を超える来場者を数えました。ブースには合計で850台を超える車両が展示された中から、今回はボンド(bond)グループのブースで発見した、メルセデス・ベンツ「Gクラス」がベースのブラバス(BRABUS)コンプリートモデルを紹介します。
最新型AMG G 63ベースのコンプリートモデル
東京オートサロンの会場内をさまよっていると、数多くのチューニングされたインポートカーが展示されたbondグループのブースを発見。フェラーリからポルシェまでさまざまな車両がディスプレイされていたが、とくに気になったのが、このブラバス仕様の新しい「Gクラス」だ。
何やら巨大なオーバーフェンダーが装着され、ボディ側面にドイツ語でツインターボを表す「BITURBO」と最高出力を表す「800」のエンブレムが張られている。
ブース担当者にお話を伺ってみたところ、このクルマは、メルセデスAMG「G 63」をベースにブラバスがチューニングを施した「G800」というコンプリートモデル。展示された車両は、2024年のアップデートで型式がW465型となってからはアジア圏初披露となるG800で、記念すべき車両なのだそうだ。
ワイドスターキットでド迫力のワイド仕様に
装着された外装はBRABUS WIDESTAR KITというワイドボディ専用のキットで、これによって前後フェンダーを100mmも拡幅されているそうだ。巨大なフロントバンパーは、前面のほとんどのパートがメッシュになっており、エンジンルームへのフレッシュエアの導入をしっかりと行うデザインとなっている。新型モデルの縦格子フロントグリルには、スリーポインテッドスターではなく、ブラバスのBの文字がデザインされたエンブレムが装着される。
前後のフェンダーの後部にはエアアウトレットを備えるほか、ルーフ後部にはリアウイングも装着している。さらにフロントボンネットにも巨大なバルジが備わっており、ベースとなったAMG G 63を遥かに凌ぐ迫力と存在感となっている。
本国で加工されたタービンとECUで800馬力を発生するモンスター
ちなみにこの車両はワイドスターキットを装着したうえで、さらにオプションのカーボンパッケージを選択しているそうで、いたるところにカーボン製のパーツが装着されていた。ボディモールやボンネットのバルジもカーボン製となっている。
ホイールはBRABUS MONOBLOCK ZM PLATINUM EDITIONの24インチで、フロント295/35R24、リア335/30R24という巨大なサイズのコンチネンタルスポーツコンタクト6を組み合わせている。
ちなみに気になるエンジンは、V8ツインターボをベースにブラバス独自のチューニングを施したタービンやECUを装着し、AMG G 63よりも200ps力以上パワーアップを果たした800psを発生する。このタービンの加工はドイツ本国のファクトリーでしか行われていないため、本国で加工されたタービンを日本で装着してエンジンは完成するとのこと。東京オートサロンの終了後に作業に入る予定とのこと。いずれにせよ、想像を超越したモンスターマシンであることは確かなようだ。
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東京オートサロンで見逃したという人に朗報。2025年2月7日〜9日に開催される大阪オートメッセにbond大阪の出展が決定。西日本のカスタムファン必見の最新作をその目で見ることができるチャンスだ。いまなら前売りのチケットが好評発売中。