迫力の4インチリフトアップを施したエブリイがアウトドアの相棒に
「大阪オートメッセ(OAM)2025」開催が間近に迫りました。2月7日〜9日までインテックス大阪で開催されるOAMに出かける予定の方も多いでしょう。そこで、OAMに出展するアウトクラスカーズの予習を兼ねて、東京オートサロンに展示されていた車両を紹介します。
リフトアップに合わせてジオメトリーを適正化
東京オートサロンのアウトクラスカーズのブースから、今回はホイールにリニューアルを施したリフトアップ仕様のスズキ「エブリイ」を紹介しよう。ベースとなるのは2023年モデルのDA17型エブリイで、これに同社の4インチリフトアップサスペンションを使用して迫力のスタイルとなっている。
ちなみに4インチ(約10cm)ものリフトアップとなると、各部のジオメトリーにも影響を与えてしまい、ストロークが減少したり乗り心地が悪くなるなどの弊害が心配だが、このキットには専用のアーム類やラテラルロッド、ブレーキホースなどがセットとなっており、各部のジオメトリーも適正化されるため、本格的なオフロード走行もでき、安定した乗り心地を実現しているそうだ。
大迫力のオーバーランドスタイル
ボディは丸目キットを装着し、前後にType2バンパーを装着。フロントにはさらに専用のパイプ製バンパーガードを装着することによって、スペアタイヤをフロントに装着できるようになっている。
フェンダーに貼ったオーバーフェンダー風のカバーは、軽自動車の規格の関係で片側9mmのみのワイド化だが、フェンダーアーチをブラックアウトすることで迫力を増している。ボディ側面にはサイドガードはもちろん、乗り降りをサポートするためのサイドステップが装着されている。ちなみにルーフにはハードカーゴキャリアを装着。ここにルーフトップテントをプラスしている。
ホイールは16インチのMGゴーレムJr.で、これに175/60R16サイズのOPEN COUNTRY R/Tを装着。純正よりかなり直径の大きなタイヤを装着することで、車高に負けない足まわりとなっている。またストッピングパワーを確保すべく、4podブレーキキットを装着している。
軽バンベースながら林道遊びや車中泊が楽しい1台
ちなみにこのエブリイが完成したのは3年前のことで、2025年で3年連続で東京オートサロンにエントリーしているわけだが、前述の通り今回はMG ゴーレムJrホイールに変更。マイナーアップデートを施してのエントリーとなった。驚くべきは3年経っても人気はまったく衰えていないという点だ。つねにクルマの周りには人だかりができ、近くに立っていたスタッフは質問責めにあっていた。
ルーフトップテントだけでなく車内にもベッドキットが組み込まれ、車中泊もできるこの「AGEエブ オーバーランドスタイル」は、完成してからもつねに林道を走り込み、オフロード性能や耐久性に関しても非常に高いことを証明し続けている。そんな車両で車中泊を楽しむことができるこのエブリイは、アウトドアアクティビティの相棒として最適な1台と言えるだろう。
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東京オートサロンで見逃したという人に朗報。2025年2月7日〜9日に開催される大阪オートメッセにアウトクラスカーズの出展が決定。西日本のアウトクラスカーズファンだけでなくカスタムファン必見の最新作の現車をその目で見ることができるチャンスだ。いまなら前売りのチケットが好評発売中。