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いすゞ一筋30年以上!「ジェミニ イルムシャーR」にあこがれて…意外と壊れない上にフィーリングがバッチリ! 10年前にオールペン済みです

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TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(ガスグラフィックス)

  • いすゞ 3代目 ジェミニ イルムシャーR:イルムシャーRは、ハイパワーエンジン、フルタイム4WDが装備されたホットモデル
  • いすゞ 3代目 ジェミニ イルムシャーR:強度重視で設計された、カプセルシェイプと呼ばれる一体型ボディ構造が特徴
  • いすゞ 3代目 ジェミニ イルムシャーR:旧車の外装パーツで有名なリスタード製カーボンボンネット
  • いすゞ 3代目 ジェミニ イルムシャーR:カーボントランクもフロントと同様にリスタード製
  • いすゞ 3代目 ジェミニ イルムシャーR:ミラーは小振りでレーシーなカーボンタイプに交換している
  • いすゞ 3代目 ジェミニ イルムシャーR:ブルーエンブレムのBBSの奥に鎮座するブレーキは、ポルシェボクスター用。前後ともに交換済み
  • いすゞ 3代目 ジェミニ イルムシャーR:エンジンは4XC1型直4 SOHC 12バルブで、排気量は1471cc
  • いすゞ 3代目 ジェミニ イルムシャーR:レカロのハンドルに交換しブースト計が追加されたコクピットは、レーシーな雰囲気
  • いすゞ 3代目 ジェミニ イルムシャーR:運転席はレカロのフルバケットに変更している
  • いすゞ 3代目 ジェミニ イルムシャーR:今は無きオリエントスピードのTシャツに、“たっくんpapa”さんのいすゞ愛を感じる
  • いすゞ 3代目 ジェミニ イルムシャーR:リアドアのフレームが、そのままCピラーに被さる構造がとても興味深い
  • いすゞ 3代目 ジェミニ イルムシャーR:オーナーの“たっくんpapa”さんが当時のディーラーの担当者から1994年に譲り受けた1990年式

GMとの提携により生まれた世界戦略車、いすゞ「ジェミニ」

いすゞ自動車は、2002年9月30日を最後に乗用車の自社生産から撤退。その後は、トラックやバスなどの商用車専門メーカーとして活動しています。しかしその昔は、「117クーペ」「べレット」「ジェミニ」「ピアッツァ」「ビッグホーン」「ミュー」「ビークロス」など、スポーツクーペやスポーツセダン、各種SUVなど、マニア受けするラインアップが魅力的な自動車メーカーでした。今回は、3代目「ジェミニ イルムシャーR」に30年以上乗り続ける、“たっくんpapa”さんに話をお聞きしました。

憧れたのは初代ジェミニのZZ/Rツインカム

2024年10月6日(日)に福岡県にあるあまぎ水の文化村で開催された「九州テンロク・ミーティング」に参加していた“たっくんpapa”さんの愛車は、1990年式のいすゞ3代目「ジェミニ イルムシャーR」だ。手に入れたのは今から約30年前の1994年頃。しかもその前には、この先代モデルである2代目JT190型ジェミニを所有し、30年以上わたってジェミニ愛を貫いている。

「最初に興味を持ったのは、FRだった初代ですね。ZZ/Rというスポーツモデルが登場した角目2灯のジェミニで、私は当時まだ高校生でした」

“たっくんpapa”さんが自動車免許を取得できる年齢になった頃に、2代目ジェミニ イルムシャーターボが登場。それを新車で購入することは叶わなかったが、24歳頃に1988年式のジェミニ イルムシャーツインカムを購入。念願のいすゞデビューを果たす。

ところが、当時のディーラーの担当者が3代目イルムシャーRを所有していてそれが欲しくなり、その担当者から1994年に譲り受けたのが、現在の愛車となるわけだ。

意外と壊れにくく、GM系なので海外で探せばパーツは豊富

このジェミニ イルムシャーRには、さまざまなチューニングが施されている。

エンジンはインタークーラーを交換し、過給圧を制御するEVCを装着。サスペンションはセクション、ホイールはBBSへと変更。ブレーキはジェミニのチューニングで有名なアクエリアススポーツによる、ポルシェ「ボクスター」用ブレンボに。さらにマフラーも同社製へと交換済み。ボンネットとトランクはカーボンを装着し、ボディは純正色であるミスティックブルーマイカで、10年ほど前に全塗装をして仕上げている。

いろいろなイベントを取材していると実感するが、いすゞ車オーナーは、なかなか巡り合うことが少ない。出会えたとしても、「117クーペ」や「べレット」といった1960年代の名車に乗る人がほとんど。そのような状況の中で、“たっくんpapa”さんのようにジェミニを愛してやまないオーナーさんの存在は、とても貴重だ。

「憧れて乗りはじめたいすゞ車でしたが、自分にはクルマのフィーリングが合っていたのでしょう。しかも、意外と壊れないというのも魅力的でした。GMと提携して製造されたクルマなので、パーツは社外品なども含めて海外から取り寄せればなんとかなります」

絶対数が少ないクルマのオーナーならではの苦労はあるかもしれないが、そのジェミニ愛の火を絶やすことなく、次世代へと繋いでいってほしい。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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