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もはや「ゴルフ8.75」と呼びたくなるほどの進化! VW新型「ゴルフ8.5」はMHEVもディーゼルも圧倒的に洗練されていました

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TEXT: 武田公実(TAKEDA Hiromi)  PHOTO: 神村 聖(KAMIMURA Satoshi)/武田公実(TAKEDA Hiromi)

  • VW ゴルフ eTSI アクティブ:バンパースポイラーの形状は標準モデル/Rラインともに刷新され、グリルの意匠にも手がくわえられている
  • VW ゴルフ eTSI アクティブ:リアバンパーのデザインも新しいものとなっている
  • VW ゴルフ eTSI アクティブ:フロントグリルの上縁と中央の「VW」エンブレムがLEDで光るようになった
  • VW ゴルフ eTSI アクティブ:205/55R16という今どきの常識ではかなり細めで扁平率も高いタイヤを装着
  • VW ゴルフ eTSI アクティブ:ハイビーム照射距離が500mに拡大した「IQ.LIGHT」を採用したLEDヘッドライト
  • VW ゴルフ eTSI アクティブ:新デザインのLEDリアコンビネーションランプを採用
  • VW ゴルフ eTSI アクティブ:ドッシリと適度にコシのあるシートがドライバーを支える
  • VW ゴルフ eTSI アクティブ:ゴルフ8では指摘されることもあった後輪からの突き上げ感や、コトコト・ザラザラした感触も影を潜めた
  • VW ゴルフ eTSI アクティブ:ラゲッジルームの容量は381L
  • VW ゴルフ eTSI アクティブ:後席は60:40分割可倒式
  • VW ゴルフ eTSI アクティブ:後席を全て倒すとラゲッジ容量は1237Lまで拡大する
  • VW ゴルフ TDI  アクティブ アドバンス:eTSIと比べると100kg以上も重いこともあって重厚。しかし、力強さでは明らかに上回っている
  • VW ゴルフ TDI  アクティブ アドバンス:市街地でも高速道路でも胸のすくような加速を披露する
  • VW ゴルフ TDI  アクティブ アドバンス:最新世代のTDIエンジンは、最高出力こそ従来型の150psから不変ながら、最大トルクは20Nmアップの360Nm
  • VW ゴルフ TDI  アクティブ アドバンス:ステアリングのスポーク上に設けられたグロスブラックのタッチ式スイッチが、コンベンショナルに指先で押す物理スイッチに戻された
  • VW ゴルフ eTSI アクティブ:インフォテインメントシステムは新世代のMIBを搭載。12.9インチ大型タッチディスプレイを備える
  • VW ゴルフ eTSI アクティブ:4気筒の1.5Lターボ+48V・MHEVは最高出力116ps、最大トルク220Nm
  • VW ゴルフ eTSI アクティブ:より大柄なサルーン然とした乗り心地と快適性が満喫できる
  • VW ゴルフ eTSI アクティブ:パーシャルスロットル時に2気筒分を完全停止してしまうという、新たな気筒休止システムは介入が非常にスムーズ

フォルクスワーゲンの大看板「ゴルフ」が大規模マイチェン

ディーン・フジオカ氏の出演するCMとともに、2025年1月から日本国内でもリリースされたフォルクスワーゲン新型「ゴルフ」。これまで販売されていたゴルフが第8世代にちなんで「ゴルフ8」と呼ばれていたのに対して、巷では「ゴルフ8.5」と呼ばれているマイナーチェンジ版のニューモデルは、はたしてどれほどの進化を遂げたのでしょうか。

インフォテインメントが刷新され物理スイッチも復活

このほどニューモデルとして発売となったフォルクスワーゲン「ゴルフ」だが、その内容はいわゆるマイナーチェンジとしては、かなり大規模なものといえるだろう。

最新モデルであることをひと目で印象づけるのは、フロントグリルの上縁と中央の「VW」エンブレムがLEDで光ることていど。でもその実、バンパースポイラーの形状は標準モデル/Rラインともに刷新されているほか、ハイビーム照射距離が500mに拡大した「IQ.LIGHT」を採用したLEDヘッドライトや、グリルの意匠にも手がくわえられているとのことである。

インテリアでは「ChatGPT」を採用し、インフォテイメントやエアコンなど多くの機能を音声でコントロールできるボイスアシスタント「IDA(アイダ)」を内包した新世代のインフォテインメントシステム「MIB4」を、新型「ティグアン」や新型「パサート」と共有。そのかたわら、ステアリングのスポーク上に設けられたグロスブラックのタッチ式スイッチが、コンベンショナルに指先で押す物理スイッチに戻されたことには、おそらく歓迎する声が多く聞かれるものと推測される。

豊富なパワートレインも刷新

新型ゴルフ8.5では、3種(パワー設定の違いを入れれば4種)のパワーユニットが用意されるなか、最大の変化が施されたのは、ガソリン+48Vマイルドハイブリッド(MHEV)の「eTSI」だろう。

4気筒1.5Lに統一されるいっぽうで、116psの低出力版と150psの高出力版が用意されるが、双方とも今回はMHEV機構そのものにも大きな改良が施され、これまでガソリンエンジンとBSG(ベルトスタータージェネレーター)の間にあったセルモーターを廃止。すべてBSGで管理するシステムに切り替えられることで、よりきめ細かい制御を行い、実質的な燃費性能もドライバビリティも大きく向上したという。

くわえて、スロットル開度によっては気筒休止するシステムが、従来の2気筒をアイドリング状態で待機させるものから、2気筒を完全に停止させてしまうものへと変化している。これもまた、セルモーターを廃した恩恵という。

そして「TDI」には、デュアルAdBlue噴射機構「ツインドージングシステム」を備える2.0Lの直列4気筒クリーンディーゼルエンジン。今年50周年を迎える「GTI」には、従来型どおり2.0L 直列4気筒の純ガソリンターボエンジンが搭載されるが、そのパワーは245psから265psにアップしたとのことである。

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