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日産「セレナ」は4WDの「e-4ORCE」がオススメ! 1000キロテストして燃費・リセールに加え、突然の大雪でも安心できるのが理由です

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TEXT: 萩原文博(HAGIHARA Fumihiro)  PHOTO: 萩原文博(HAGIHARA Fumihiro)

4WD車のほうが2WD車よりカタログ燃費に近い数字が出た

さらに今回は雪道の走行を行うということで、ブリヂストンのブリザックVRX3というスタッドレスタイヤを装着しロングドライブを行った。コースは高速道路を中心に東京から滋賀県を往復するコースで、復路は関ヶ原付近で一般道において雪上走行を行った。

スタッドレスタイヤを装着した高速走行では、運転支援機能のプロパイロットを積極的に使用した。夏用のラジアルタイヤに比べて柔らかいスタッドレスタイヤの影響でプロパイロット使用時の直進安定性が低下する。これは仕方ないことなのだが、プロパイロットのようなアダプティブクルーズコントロールはタイヤの特性に影響されるので、交換する際には気をつけたい。

同じe-POWER ハイウェイスターVで車両重量を比べると、2WD車が1810kgに対して、今回試乗した4WD車は1930kgとリアにモーターを搭載したことで120kg重くなっている。この車両重量をカバーするために、リアのサスペンションを硬めのセッティングにしているせいか、突き上げ感が強い。3列目シートにも座って移動したが、突き上げ感が大きかった。

重くなった車両重量をフォローするためリアサスペンションのセッティング変更やe-POWERの採用で旋回性能が向上したことで、2WD車では感じなかったキャリーオーバーのシャシーの物足りなさが明らかになったと言える。

しかし、雪道での走行安定性は抜群で、滑ったりヒヤッとしたりするシーンは皆無。雪道のような滑りやすい道だけでなく、ワインディングのようなカーブの多い道などでもe-4ORCEのアドバンテージは大きい。個人的には最近は突然大雨が降ることもあるので、e-4ORCEを搭載した4WDのほうが安心度は高まってオススメだ。

今回、約1000km走行して燃費は13.9km/L。カタログ燃費が16.1km/Lなので86.3%の達成率だ。以前同じルートを夏タイヤのe-POWER ハイウェイスターV 2WD車で走行した際の燃費が、15.8km/L。2WD車のカタログ燃費が19.3km/Lなので81.8%だったので、4WD車のほうが達成率は高かった。

新車価格は4WD車のほうが当然高いが、リセールバリューは2WD車より4WD車のほうがミニバンは高くなる傾向があるので、リセールバリューと走行安定性の高さでセレナe-POWERは4WD車をオススメしたい。

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