バーストゥとヴィクターヴィルで2つの博物館をハシゴ
バグダッド・カフェからクルマで30分も走らないうちに、バーストゥの町に到着する。ここはロサンゼルスからラスベガスに向かう中間地点にあるので、立ち寄る観光客も多い。郊外には「キャリコ・ゴーストタウン」というテーマパークがあり、これは元炭鉱で本当にゴーストタウンと化していたのを再生した施設。ファミリー客で大にぎわいだった。
バーストゥはルート66と並行して走るインターステート(州間高速道路)40号線の起点であると同時に、サンディエゴからラスベガスを経由してカナダまで南北に走るインターステート15号線の起点でもある、交通の要衝。
1911年に建てられたバーストゥの駅舎には鉄道博物館とともに「ルート66マザーロード・ミュージアム」が併設されていて、建築、鉄道、カーカルチャーをまとめて楽しめるお勧めスポットだ。
さらに南西に30分ほど走ったヴィクターヴィルにも「カリフォルニア・ルート66ミュージアム」があり、こちらはルート66グッズなどの土産物も充実。まとめて2軒の博物館をハシゴするのも楽しいだろう。
日本人の知らない人気日本料理「ヒバチ」
この日の夕食はヴィクターヴィルの地元で人気の食い放題レストラン「Wスプーン・バッフェ」に入ってみた。入り口にネオンサインで「SUSHI」と書いてある通り、日本食と中華を中心としたビュッフェ形式の店だ。
カリフォルニアといえば食べておきたかったオレンジチキンや、食べたことのないザリガニ中華(殻をむくのが面倒)も味わいつつ、気になったのが「HIBACHI」と書かれたコーナーだ。なんでも、日本料理の鉄板焼きがいつの頃からかアメリカでは「ヒバチ」と呼ばれるようになって定着しているそうで、語源については諸説あるものの定かではないようだ。
各種の野菜やカニカマ、エビ、チキン、ビーフなどから好きなものを小皿に乗せて店員に渡せば、鉄板で焼いてサーブしてくれるシステム。黒コショウのきいたスパイシーな味で、醤油が混じってはいるものの、和食と中華をミックスしたような感覚だった。野菜をとれるのでヘルシー、とアメリカでは人気らしい。
夜は清潔な全国チェーンのホテル、フェアフィールド・イン&スイートにチェックイン。日本人の感覚では広すぎる部屋で、すぐに爆睡。
次はいよいよロサンゼルス都市圏に入り、文化都市パサデナだ。
■Visit California(カリフォルニア観光局)
https://www.visitcalifornia.com/jp/
■Discover Inland Empire(インランドエンパイア観光局)
https://discoverie.com
●「ルート66カリフォルニア旅」の記事一覧はこちら













































































