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合計8回の「FCY(黄旗)」で波乱の展開に…スーパー耐久第2戦もseven x sevenポルシェが連勝

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TEXT: 原田 了(HARADA Ryo)  PHOTO: 佐藤正勝(SATO Masakatsu)

  • 23号車TKRI松永建設AMG GT3(DAISUKE選手/片岡龍也選手/奥本隼士選手/中山友貴選手)
  • 101号車Hitotsuyama Audi R8 LMS(鈴木建自選手/小川颯太選手/ジェームス・プル選手/猪爪杏奈選手)
  • 31号車DENSO LEXUS RC F GT3の小林 利徠斗選手
  • 101号車Hitotsuyama Audi R8 LMS(鈴木建自選手/小川颯太選手/ジェームス・プル選手/猪爪杏奈選手)
  • 777号車D’station Vantage GT3(星野敏選手/上村優太選手/藤井誠暢選手)
  • 33号車Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3(リー・ジェフリー選手/太田格之進選手/ジェイデン・オジェイダ選手)
  • 666号車seven x seven PORSCHE GT3R(BANKCY選手/藤波清斗選手/近藤翼選手/渡会太一選手)
  • 777号車D’station Vantage GT3(星野敏選手/上村優太選手/藤井誠暢選手)
  • 666号車seven x seven PORSCHE GT3R(BANKCY選手/藤波清斗選手/近藤翼選手/渡会太一選手)
  • 33号車Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3(リー・ジェフリー選手/太田格之進選手/ジェイデン・オジェイダ選手)
  • 31号車DENSO LEXUS RC F GT3(永井宏明選手/蒲生尚弥選手/小林利徠斗選手/嵯峨宏紀選手)
  • 31号車DENSO LEXUS RC F GT3の小林 利徠斗選手
  • 33号車Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3(リー・ジェフリー選手/太田格之進選手/ジェイデン・オジェイダ選手)
  • 23号車TKRI松永建設AMG GT3(DAISUKE選手/片岡龍也選手/奥本隼士選手/中山友貴選手)
  • 31号車DENSO LEXUS RC F GT3(永井宏明選手/蒲生尚弥選手/小林利徠斗選手/嵯峨宏紀選手)
  • 666号車seven x seven PORSCHE GT3R(BANKCY選手/藤波清斗選手/近藤翼選手/渡会太一選手)
  • スタート時の気温は21℃でドライコンディションの中、午前11時に5時間レースが開始された
  • 666号車seven x seven PORSCHE GT3R(BANKCY選手/藤波清斗選手/近藤翼選手/渡会太一選手)

666号車が第1戦に続き連勝

モビリティリゾートもてぎで行われた開幕戦から5週間のインターバルを開けた2025年4月26〜27日。鈴鹿サーキットではENEOSスーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONEの第2戦「鈴鹿5時間レース」が行われました。最上級クラスのST-Xクラス666号車seven x seven PORSCHE GT3R(BANKCY選手/藤波清斗選手/近藤翼選手/渡会太一選手)が開幕戦に引き続き優勝しました。

第2戦は1レース制が採用された

開幕戦は7クラスを分割して2レースで行われていた。第2戦ではST-TCR、ST-2の2クラスを除く8クラスが一斉に走行する1レース制が採用された。最上位クラスのST-Xが最速であり、彼らの中からオーバーオールでのウイナーが生まれることには変わりない。しかし、開幕戦の2レース制に比べてよりタイム差の大きなクラスと混走することで、周回遅れ車両の処理も大変になる。それがレースの流れをどう左右するのかもこのレースの大きな注目ポイントのひとつになった。

4月26日土曜日に行われた公式予選はいつものように、2人のドライバーの合計タイムでグリッドを決めるスタイルだった。ポールを獲得したのは33号車Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3(リー・ジェフリー選手/太田格之進選手/ジェイデン・オジェイダ選手)で、Bドライバーの太田選手が唯一2分を切る好タイムによるもの。

777号車D’station Vantage GT3(星野敏選手/上村優太選手/藤井誠暢選手)と666号車seven x seven PORSCHE GT3R(BANKCY選手/藤波清斗選手/近藤翼選手/渡会太一選手)、31号車DENSO LEXUS RC F GT3(永井宏明選手/小林利徠斗選手/嵯峨宏紀選手)も僅差で続き、5時間の長丁場となる決勝での、激しいポジション争いに期待が高まっていった。

計8回ものFCYが導入されるなど荒れ模様

決勝レースが行われた4月27日の日曜日は、朝から晴天に恵まれた。スタート時の気温21℃のドライコンディションで、午前11時に5時間レースが開始された。4番手グリッドから好ダッシュを見せた31号車DENSO LEXUS RC F GT3の小林選手が一気にジャンプアップ。

一方、ポールスタートの33号車Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3は、777号車D’station Vantage GT3と666号車seven x seven PORSCHE GT3Rに続いて4番手でオープニングラップを終えている。上位陣は、この後もトップ争いを繰り広げた。

スタートから40分ほど経過したところで下位クラスの車輌が日立Astemoシケインでクラッシュ、フルコースイエロー(FCY)が導入された。この日は計8回ものFCYが導入されるなど荒れ模様となり、FCY解除のタイミングで31号車DENSO LEXUS RC F GT3をパス。

しかし、これはFCY中の追い越しと判定されドライビングスルー・ペナルティで後退する一幕も。その31号車DENSO LEXUS RC F GT3はルーティンのピットイン後にボンネットが浮き上がってしまうトラブルで再度のピットイン。こちらも後退することになる。

こうしたライバルのミスやトラブルを尻目に、レース中盤にトップを奪った666号車seven x seven PORSCHE GT3R。最終スティントを任された藤波選手が危なげないドライビングを続けてトップチェッカーを受けた。開幕戦から2連勝を飾ることに。2位には、オープニングラップで遅れたもののその後は着実に周回を重ねた。中盤以降は太田選手からジェイデンに継いで追い上げをみせ33号車Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3が入っている。

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  • 原田 了(HARADA Ryo)
  • 原田 了(HARADA Ryo)
  • ライター。現在の愛車は、SUBARU R1、Honda GB250 クラブマン、Honda Lead 125。クルマに関わる、ありとあらゆることの探訪が趣味。1955年、岡山県倉敷市生まれ。モータースポーツ専門誌の地方通信員として高校時代にレース取材を開始。大学卒業後、就職して同誌の編集部に配属。10年間のサラリーマン生活を経て90年4月からフリーランスに。モータースポーツ関連の執筆に加え、オートキャンプからヒストリックカーイベントまで幅広く取材。現在ではAMWに、主にヒストリー関連コラムを執筆。またライフワークとなった世界中の自動車博物館歴訪を続け、様々な媒体に紹介記事を寄稿している。
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