公開された新映像「Are You a Driver or What?」がロータスの想いを語る
ロータスは2025年4月23日、最新のブランドキャンペーンとして、新映像「Are You a Driver or What?(君はドライバーなのか、それとも何なんだ?)」を公開しました。この挑発的なメッセージは、ロータスの不変の精神と75年の挑戦の歴史を映し出しています。詳細を見ていきます。
チャップマンの情熱が今も燃え続ける
ロータスが公開した新映像「Are You a Driver or What?(君はドライバーなのか、それとも何なんだ?)」では、ロータスがこれまでも、そしてこれからも走りを追求し続ける姿勢が表現されている。動画の中で語られる言葉を簡単に要約すると、下記のようになる。
「何かが欠けている。最高のエンジニアを数人集め、カーボンファイバーの山にイギリス流の傲慢さを少し混ぜ合わせると、ロータスが生まれる。
クルマは驚くほどバランスの取れた走行性能を持ち、毒蛇のように道路に張り付く。
このダンスは、不可能と思えるほど純粋で、壮大な体験だ。
胸を震わせ、文化を変えるような興奮が得られる。
何が欠けている?
それは、あなただ。
あなただけが欠けている。
なぜなら、これらのクルマはドライバーのために作られているからだ。
そしてこのブランドは、サーキットに火をつけた男、コーリン・チャップマンの純粋な情熱から生まれた。
信じてほしい。
レーシングカーが本当に必要とするのは、たったひとつ。
“不要なものは取り除け”
それが、私たちの精神だ。
では、あなたはドライバーか? それとも、そうではないのか?」
AMWノミカタ
今回のブランドキャンペーンの動画のコピーは「Are You a Driver or What?」とじつに刺激的であるが、ロータスがBEVのラグジュアリーカーに形を変えようとも一貫したレーシングスピリットが宿ったドライバーズカーであることをアピールしている。
「軽さ」を求めたコーリン・チャップマンの哲学と重量を増したBEVへの移行は矛盾した考えにも見えるが、電動化時代でもパフォーマンス、ドライビングフィール、先進技術で勝負しようという姿勢は、ロータスがレースの世界で追求してきた姿と変わらないのではないだろうか。
ロータス初のSUVモデルである「エレトレ」で最高出力905psのパワーを誇るRモデルは0-100km/h加速がわずか2.95秒と圧倒的なパフォーマンスで新たな市場へ挑戦している。このようなチャレンジ精神こそが一貫したロータスらしさなのではないだろうか。