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「ロータス神戸」オープンはプレミアムブランドへの大きな一歩! 新CIをまとった「シン・ロータス」の展開に注目です

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TEXT: 長尾 循(NAGAO Jun)  PHOTO: 長尾 循(NAGAO Jun)/Lotus Cars

  • 2025年1月19日に兵庫県芦屋市にオープンしたロータス神戸
  • ロータスの新CI(コーポレート・アイデンティティ)の展開もこの店舗が日本初となる
  • 今まで東北エリアを拠点として主に高級輸入車の販売事業を展開してきた株式会社ジースクエア仙台が、ロータス正規新車販売の西の拠点としてオープンさせた
  • ショールームに展示されたロータス エメヤ
  • 2028年に創立80周年を迎えるロータスは、その節目に向け「VISION 80」と銘打ったスローガンを掲げ、ブランドの再構築に勤しんでいる
  • グランドオープンに際しては鏡開きも行われた
  • グループ・ロータスのアジア太平洋・中東・アフリカ担当社長兼CEO、ダン・バーマー氏も来日
  • ロータスカーズ ヘッド of オペレーション 日本&台湾担当の寺嶋正一氏
  • 株式会社ジースクエア仙台 代表取締役の大滝 歩氏
  • ロータスカーズからロータス神戸に、記念のミニカーがプレゼントされた
  • ロータスカーズからロータス神戸に、記念のミニカーがプレゼントされた
  • 記念のテープカットも行われた
  • ICEのスポーツカー「エミーラ」(右)と、ロータス初のEV・SUV「エレトレ(左)
  • グループ・ロータスのアジア太平洋・中東・アフリカ担当社長兼CEO、ダン・バーマー氏も来日
  • 2025年1月19日のロータス神戸グランドオープンに先立ち、前日にプレスカンファレンスが行われた

ロータス正規ディーラー「ロータス神戸」がグランドオープン

ロータスといえばイギリスのライトウェイトスポーツカーを象徴するブランドとして、「セブン」を皮切りに自動車趣味人に長らく親しまれ、近年では「エリーゼ」シリーズを中心にブランドを確立してきました。そのロータスは現在、電動化を軸にラグジュアリー・ブランドへと進化しようとしています。新たなロータスの世界観に触れられる拠点として、新CIを採用したディーラー「ロータス神戸」が2025年1月19日にオープンしました。

スパルタンな少量生産メーカーからグローバル・ラグジュアリー・ブランドへ

世の中はつねに目まぐるしく動いている。クルマの世界もまた然りで、自動車産業100年に一度の変換期ともいわれる昨今、昔から知っていた「自分の常識」が、とうの昔に「現在の世界の常識」と乖離していた、なんてことも珍しくはない。

例えば、スポーツカーの世界でいえばロータス。野心はあるが金はない英国の若者――アンソニー・ブルース・コーリン・チャップマンが、中古の大衆車「オースチン セブン」を切った貼ったで仕上げたワンオフのスペシャル、ロータス「マーク1」。そんな時代の熱血エピソードをきっかけにロータス・ファンとなった世代にとって、昨今のロータスの革命的変貌ぶりには、ひたすら驚かされるばかりではなかろうか。

若きチャップマンが、許嫁の実家の裏庭でボックスレンチで中古のオースチン セブンを改造していた時代はもはや紀元前の伝説だ。そしてモータースポーツの分野では幾度となくF1王者に輝き、そのDNAをまとった歴代の市販車は大手メーカーでは作り得ない独創性にあふれ、つねにスポーツカー好きの耳目を集めてきたロータス。

しかし近年のロータスに、かつてのような素朴で荒削りなバックヤード・ビルダーの面影はもはや皆無。来たる2028年に創立80周年を迎えるロータスは、その節目に向け「VISION 80」と銘打ったスローガンを掲げ、ブランドの再構築に勤しんでいる。

その具体的な戦略のひとつが電動化。先頃リリースされたロータス初のSUV「エレトレ(ELETRE)」、そして最新のハイパフォーマンス4ドアGT「エメヤ(EMEYA)」は、ご存知の通り一切の内燃機関を持たないBEVである。ロータスの市販ロードカーとしてはいずれも初物づくし。これらのニューモデルをフックとして、ロータスは「クラブマンレーサーや硬派な走り屋向けのスパルタンなスポーツカーを少量生産するスペシャリスト」から、「ハイパフォーマンスEVスポーツカー、ライフスタイルEV、先行開発技術を3本の柱とするグローバル・ラグジュアリー・ブランド」へと、さらなる進化を目指していくという。

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