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フェラーリ史上最強ユニットを搭載の「296スペチアーレ」は5911万円から! レーシングカー譲りのテクノロジーを導入したハイパフォーマンスモデルとは

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TEXT: 萩原文博(HAGIHARA Fumihiro)  PHOTO: 萩原文博(HAGIHARA Fumihiro)

専用開発タイヤが走りの可能性を引き出す

標準装着されるタイヤは296スペチアーレのために専用開発された、ミシュランパイロットスポーツカップ2。このタイヤは幅広いコンディションで車両のダイナミクスと使い勝手を最適化できるように設計している。ケーシングはタイヤウォールの硬さと横剛性を高める特殊な構造で、トレッドのコンパウンドとパターンもグリップを向上させる新しいタイプを採用する。

ダウンフォースの増強とパワーアップに加えて、素早いターンインとコーナリングを可能にするタイヤグリップの向上もあり、ブレーキ・システムの熱負荷も296GTBより増大。296スペチアーレでは、ブレーキ冷却を改善するため、ディスクとパッドの接触面に送られる気流を最大化して放熱効果を向上してキャリパー内のフルードのオーバーヒートを防いでいる。

高い走行性能を実現させるために、296スペチアーレは、フェラーリがサプライヤーと共同開発した制御システム、ABS Evoを搭載。このABS Evoは6Dセンサーからのデータに加えて、車両の効果的な速度を高い精度で見極めるビークル・ダイナミクス推定機能を活用。これにより各タイヤの目標スリップ値を特定し、最適な制動力をより効果的に分配できるようになっているのだ。

296スペチアーレのサスペンションは、296GT3から派生したマルチマティックアジャスタブル・ショックアブソーバーを装備。全体の重量を最小限に抑えるためチタン製のスプリングを採用するというこだわりだ。

特別に開発されたボディカラーが登場

296スペチアーレのカーボンファイバーとアルミニウムの幅広い採用に加えて、シンプルなデザイン要素は、キャビン全体のレース志向の印象を強めている。新しいヴェルデ・ニュルブルクリンクは296スペチアーレのために特別に開発されたボディカラーで、非常に鮮やかなグリーンがこのモデルのスポーティな精神を強調している。

新リバリーは、史上初めてホワイトのバージョンも加わり、1本か2本のストライプが前後に入るデザインとなっている。またオーナーは00~99の中から好きな数字を選んでリバリーに加えることも可能だ。最新のレーシングカーのテクノロジーを惜しみなく投入したフェラーリ296スペチアーレの車両本体価格は5911万円からとなっている。

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