クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • SPORT
  • グラチャン再び!「MINI5 GC Returns 2025」半世紀の時を超え伝説マシンが富士を疾走する
SPORT
share:

グラチャン再び!「MINI5 GC Returns 2025」半世紀の時を超え伝説マシンが富士を疾走する

投稿日:

TEXT: 奥村純一(OKUMURA Junichi)  PHOTO: 鮒子田寛(Hiroshi FUSHIDA)/奥村純一(OKUMURA Junchi)

関谷・長谷見が当時のマシンでエキシビションレースを走る!

開催まであと1カ月と迫った今、初開催となる「MINI5 GC Returns」のタイムスケジュールおよび出場マシンたちが発表された。レギュレーションの変遷により、以下のように3世代でクラス分けされた14台のマシンによるエキシビションレースとなる。

1972年〜1978年の複座席/2リッター時代:ジェネレーション1
1978年〜1986年の単座席/2リッター時代:ジェネレーション2
単座席/3リッター時代:ジェネレーション3

以下、参加車両のリストである。<ジェネレーション1>

■マーチ 74S(当時ドライバー:高原敬武)
■シェブロンB19(当時ドライバー:北野元)
■シェブロンB23(当時ドライバー:長谷見昌弘)
■マナ−09(当時ドライバー:従野孝司)
■シェブロンB19
■GRD S74

<ジェネレーション2>

■ウルフ MCS(当時ドライバー:関谷正徳)
■MCS-1 マツダ(当時ドライバー:長谷見昌弘)
■マーチ822 MCS

<ジェネレーション3>

■ローラ T87 MCS(当時ドライバー:長谷見昌弘)
■ローラT87/50(当時ドライバー:池谷勝則)
■マーチ88GC(当時ドライバー:岡本金幸)
■寺田陽次郎ローラT88/50 Cermo89G(当時ドライバー 従野孝司)
■ローラT88/40 R&D 88Q(当時ドライバー:エイエ・エルグ)

また今回のGCリターンズでは、当時グラチャンカーのステアリングを握ったレジェンドドライバーたちによるデモンストレーションランも予定されている。なかでも注目は、1980年富士300キロスピードレースで優勝したウルフMCS-Mのハンドルを45年ぶりに握る関谷正徳氏である。

関谷氏は次のようにコメントしている。

「石油ショックによるメーカーのレース撤退を契機に誕生したGCは、現在のレースにも繋がる日本のコンストラクターの原点とも言える存在。ただの懐古イベントではなく、日本のレースの歴史を今に伝えるきっかけになれば嬉しい。半世紀前のGCマシンたちを動態で維持しているオーナーの素晴らしい情熱にも感謝したい」

参加予定のレジェンドドライバーとマシンは以下のとおり。

<ジェネレーション1>

■桑島正美 マーチ 74S(当時ドライバー:高原敬武)
■見崎清志 シェブロンB19(当時ドライバー:北野元)
■藤井修二 マナ−09(当時ドライバー:従野孝司)

<ジェネレーション2>

関谷正徳 ウルフ MCS(当時ドライバー:関谷正徳)
長谷見昌弘 MCS-1 マツダ(当時ドライバー:長谷見昌弘)

<ジェネレーション3>

■ローラT88/50 Cermo89G(当時ドライバー:従野孝司)

<GC Returns スケジュール>

2025年8月9日(土)
9:00〜9:20/予選
9:20〜9:40/レジェンドデモラン
11:10〜11:30/グリッド整列
11:30〜12:00/決勝レース
12:05〜12:20/暫定表彰式
13:20〜14:30/表彰式

今後の展望については、1972年のGCシリーズチャンピオンであり、GCリターンズの実行委員長を務める鮒子田寛氏は次のようにコメント。

「2026年からは年間3戦を予定している」

欧米では、かつての名車によるリバイバルレースが盛んに行われており、その人気は年を追うごとに高まっている。日本における「GCリターンズ」初開催は、我が国のレースシーンを再考するための重要な第一歩となるに違いない。

さらに嬉しいことに“富士モータースポーツミュージアム”では、この日の“GC Returns”開催にあわせレース終了後、当日参加するレジェンドドライバーと交流イベントを開催。サイン会や撮影会に加え、レーシングカーデザイナー由良拓也氏によるGCマシンの解説を予定。そちらも合わせてお楽しみいただきたい。

12
すべて表示

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS