オプション装備を標準化した熟練の職人が生み出した傑作SUV
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、クロスオーバーSUV「T-Roc」の特別仕様車「Meisterwerk(マイスターヴェルク)」を正規販売店で販売開始しました。トピックはオプションのアイテムを標準装備して、約19万~25万円の価格的メリットを実現しています。デザイン性・快適性・機能性を高めたT-ROCの集大成的モデルとして魅力溢れる仕様です。
R仕様のスペシャルなボディカラーを設定したT-Roc最終仕様
Meisterwerk(マイスターヴェルク)は、T-Rocの主要グレードである「TSI Active」「TSI Style」「TDI 4MOTION R-Line」をベースに、装備を強化しつつも価格を抑えた戦略的な仕様となっている。
クーペのような流麗なボディスタイルと豊富なカラーバリエーションを特徴としたT-Rocは、輸入車SUV市場で高い人気を誇る。2023年には輸入車SUV年間登録台数1位を記録し、ブランドの中核を担う存在でもある。2025年には、ツインドージングシステムを採用するクリーンディーゼル「TDI」と4輪駆動「4MOTION」を組み合わせた「TDI 4MOTION」を追加するなど、ユーザーニーズに対応する多彩なラインアップを展開している。
Meisterwerk(マイスターヴェルク)という名称は、ドイツ語で「熟練の職人が生み出した傑作」を意味し、快適性・機能性・デザイン性を集約した集大成的な特別仕様車にふさわしいネーミングだ。
特別装備の大きな特徴として、まずデザイン性の強化が挙げられる。グラナディブラックMEを除く全色でブラックルーフを採用し、従来選択できなかった外装色を新たにラインアップ。TDI 4MOTION R-Line Meisterwerkには、従来「R」モデル専用だったラピスブルーメタリック/ブラックルーフがオプション設定され、19インチアルミホイールは標準装備。スポーティさと存在感を兼ね備えた仕様となった。
快適性の向上も見逃せない。TSI ActiveおよびTSI Styleの”Meisterwerk”には前席シートヒーターを標準装備。寒冷地での利便性と快適なドライブ体験を提供する。また、全モデルにフォルクスワーゲン純正インフォテイメントシステムのDiscover Proを標準搭載し、最新のナビゲーション機能やコネクティビティが利用可能だ。
価格設定も大きな魅力で、従来オプションだった装備を標準化しながら、ベースモデルにオプションを追加した場合と比較して約19万~25万円程度のプライスダウンを実現。T-Roc TSI Active Meisterwerkが429.9万円、TSI Style Meisterwerkが459.9万円、TDI 4MOTION R-Line Meisterwerkが545.9万円となっている。輸入SUV市場での競争力を高め、ユーザーには魅力的な選択肢を提供する仕様だ。

【AMWノミカタ】
2017年に登場したT-Rocは全世界で200万台以上が販売され、コンパクトSUVのセグメントで存在感を高めている。ドイツ本国では、新型T-Rocが11月発表とされていることからも、このMeisterwerkは現行モデルのラスト・オブ・ラインとなるだろう。
最大の特徴は装備を充実させながらも標準仕様車よりも価格を抑えている点。4MOTION R-Lineの価格はほぼ変わらないが、TSI Activeで9万円、TSI Styleで8万円ほど特別仕様車の方が安いのだ。
今後導入される新型モデルは現行より12cmほど全長が長くなるとアナウンスされている。4250mmのコンパクトで使い勝手の良いサイズ感と実用性の高さ、そしてコストパフォーマンスを重視する方には、この特別仕様車は魅力的な選択となるだろう。
















































