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アウディ新型「A6 e-tron」はBEV国内最長の航続距離846km!

投稿日:

TEXT: AMW  PHOTO: Audi

  • アウディA6 e-tron:スタイリッシュなフォルムが目を引くA6スポーツバックe-tron
  • アウディA6 e-tron:A6アバント(左)とA6スポーツバック(右)
  • アウディA6 e-tron:低重心を強調するスポーツバックのリアビュー
  • アウディA6 e-tron:サイドシルにブラックのインサートを施しe-tronを力強く強調
  • アウディS6 e-tron:一充電で734kmの航続距離を誇るS6スポーツバック
  • アウディS6 e-tron:欧州はもとより日本国内でも多くのファンを抱えるアウディの新型BEVのS6シリーズ
  • アウディA6 e-tron:スマートパノラマガラスルーフはPDL技術採用で9つの遮光モードに切り替えできるA6スポーツバック
  • アウディS6 e-tron:革新的デジタルOLEDリアライトがインテリジェンスを感じさせる
  • アウディS6 e-tron:搭載するバッテリーは12モジュール構成で180個のプリズマティックセルからなり、総電力量は100kWh
  • アウディA6 e-tron:スポーティなスポイラーリップとリアディフューザーの組み合わせのスポーツバック
  • アウディS6 e-tron:後方に向かってなだらかに美しく流れるルーフラインを持つS6アバント
  • アウディA6 e-tron:ボディ枠いっぱいまで広がるリアライトハウジングでワイド感を強調
  • アウディS6 e-tron:駆動用100kWhの大容量バッテリーをフロア下に積載するS6アバント
  • アウディA6 e-tron:日本でも人気の高いステーションワゴンスタイルのA6アバント
  • アウディS6 e-tron:スポーティな大型エアインテークが魅力のS6アバント
  • アウディA6 e-tron:伸びやかなサイドビューで印象的なブラックのインサートでプレミアムモデルであることを主張
  • アウディA6 e-tron:デジタルデイライトタイムランニングライトはスリムなデザインで精悍さとインテリジェンスを感じさせる
  • アウディS6 e-tron:リアディフューザーにアルミ調加飾のフレームを奢理、スポーティさを高めるS6アバント
  • アウディA6 e-tron:ワイド感を強調する立体的なリアライトハウジング採用のA6アバント
  • アウディA6 e-tron:ダッシュボードと一体化したディスプレイで包み込まれるような感覚のコクピット
  • アウディA6 e-tron:先進のデジタルステージがスマートで快適さに満ちたドライビングを提供
  • アウディA6 e-tron:MMIパノラマディスプレイは視認性に優れた美しい曲面デザインを採用
  • アウディA6 e-tron:質感の高い耐久性に優れたレザー/アーティフィシャルレザー仕立てのシートを標準装備
  • ウディS6 e-tron:精悍なブラックマスクで囲まれた開口部のないワイドなシングルフレームグリル採用のS6シリーズ
  • アウディS6 e-tron:前後に電動モーターを搭載した四輪駆動仕様のS6スポーツバックとS6アバント

ロングドライブ時の給電不安とはサヨウナラ

アウディ ジャパンが新たなプレミアム電気自動車「A6 e-tron」シリーズを発表しました。注目は何と言っても、アウディ史上最高の空力性能Cd0.21を誇るA6 Sportback e-tron performanceで、標準仕様での一充電走行距離は769km。さらにオプションのレンジプラスパッケージを加えると国内最長となる846kmを実現します。同ブランドの次世代を担うフラッグシップBEVを紹介します

Cd値0.21の空力性能が空前の一充電走行距離846kmを実現!

A6 e-tronはアウディのプレミアムアッパーミッドサイズの電気自動車。ラインアップは4ドアクーペのA6 Sportback e-tron performance、ステーションワゴンタイプのA6 Avant e-tron performance、およびそれぞれにスポーツグレードS6 Sportback e-tron quattroS6 Avant e-tronの計4タイプを設定する。

A6 e-tronシリーズの最大の特徴は、圧倒的な一充電走行距離にある。とりわけ、A6 Sportback e-tron performanceは、WLTCモードで標準仕様が769kmというロングレンジを実現。さらに、オプションでレンジプラスパッケージを装着すれば、国内販売の電気自動車として最長となる846kmという驚異的な航続距離を達成する。この航続性能の実現には、アウディ史上最良の空力性能Cd0.21という数値が大きく影響した。

空力性能の高さは車体全体のデザインとエンジニアリングによって支えられている。フロントのエアカーテン、制御可能な冷却エアインテーク、フラットなアンダーボディ、リアディフューザー、そして空気の流れをコントロールする各種スポイラーや3Dバンプといったディテールが統合され、Cd値を極限まで低減するのだ。

パワートレインではA6 performanceモデルが後輪駆動方式を採用し、最高出力280kW0-100km/h加速はわずか5.4秒というパフォーマンスを発揮。一方、S6モデルでは前後に電動モーターを搭載したquattro(四輪駆動)仕様で、最高出力は405kWに達し、0-100km/h加速は3.9秒、最高速度は240km/hという俊足ぶりを見せる。

搭載されるバッテリーは総電力量100kWhで、150kW級急速充電器では最大135kWでの急速充電に対応。10%から80%までの充電は約35分で完了する。さらに、回生ブレーキは最大220kWの出力で効率的にエネルギーを回収。走行中の約95%の減速に使用する。

ひと目でe-tronとわかる開口部のないシングルフレームグリル採用

エクステリアデザインはアウディらしい低く伸びやかなルーフライン、力強いクワトロブリスター、そしてフロントのシングルフレームグリルはe-tronであることを主張。Avantタイプには、Dピラーのシャープな傾斜や、アルミ調のルーフトリムなど新意匠が採用されている。リアには連続的な立体ライトストリップとロゴを光らせるイルミネーテッドアウディリングス(オプション)が装備され、アウディのアイデンティティを明確に打ち出す。

さらにマトリクスLEDヘッドライトと第2世代のデジタルOLEDリアライト(最大450セグメント、8種類のシグネチャー表示)を搭載。アクティブデジタルライトシグネチャーにより、車両周囲の状況を検知して警告シンボルを表示する「コミュニケーションライト機能」も装備する。

インテリアはエルゴノミクスに基づいた立体構成のデザインを採用。ソフトラップ素材がダッシュボード全体を包み込むように広がる。MMIパノラマディスプレイは11.9インチのバーチャルコックピット、14.5インチのメインディスプレイ、そして助手席用の10.9インチディスプレイで構成され、視認性と操作性を両立。新たに採用されたAndroid Automotive OSにより、YouTubeなどのアプリ利用も可能となっている。

オプション装備として電動可変のスマートパノラマガラスルーフ、ARヘッドアップディスプレイ、第2世代の電動バーチャルエクステリアミラーなど、次世代の快適装備が数多く搭載されていることにも注目したい。とくにガラスルーフは9セクションで透明・不透明の切り替えが可能で、車内の快適性を高めてくれる。

快適性とドライビングダイナミクスの両立も見逃せない。アダプティブエアサスペンションは走行状況やモードに応じて車高を自動調整。効率走行時には車高を20mm下げ、空力特性とエネルギー効率を高める。また、S6ではリア重視の四輪駆動によってスポーティかつ安定したハンドリングを提供する。

価格は、A6 Sportback e-tron performance981万円、ステーションワゴンタイプのA6 Avant e-tron performance1012万円、S6 Sportback e-tron quattro1440万円、S6 Avant e-tron1471万円。

AMWノミカタ】

アウディは現在52モデルを日本で展開しているが、そのうち13モデルがBEV2モデルがプラグインハイブリッドとBMWに次ぐ電動化率が高いブランドである。

A6 e-tronシリーズはQ6 e-tronに続く、アウディとして2番目のPPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)採用した最新モデルだ。PPEはアウディとポルシェにより電気自動車の専用プラットフォームとして共同で新開発され、初めて「フラットフロアコンセプト」を採用することによって、電動車ならではの低重心設計、室内空間の最大化、走行効率の向上を実現している。

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