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三菱「コルト」で鍛えた走りを武器に!東北660はいきなり最高峰クラスでデビュー

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭(SATO Kei)

  • 今後のサーキット活動はエッセが中心となる。とはいえコルトも年に何度かは走らせたいと話す
  • ダイハツ エッセ:1クラスはフルコンが認められている。齊藤の車両はLINKのクロフネで現車セッティングをしている
  • ダイハツ エッセ:電装系はリフレッシュを兼ねて社外品のハイスパークイグニッションコイルを使っている
  • ダイハツ エッセ:全クラス共通の定番が、バッテリーの小型軽量化。ボンネットなどもFRPに交換済みである
  • ダイハツ エッセ:空燃比計など追加メーターをダッシュボードに装着した。視認性がよく見た目もスポーティである
  • ダイハツ エッセ:ステアリングのコラムには調整機能を持つサブコンをセットしている。3つのモードを切り替え可能だ
  • ダイハツ エッセ:ボンネットの後端に装着したガーニーフラップは、意外なほど冷却効果が高いのでおすすめだ
  • ダイハツ エッセ:サイドバー付きのロールケージで乗員を保護する。シートの位置は自分に併せて調整済み
  • ダイハツ エッセ:リアのディフューザーはガレージ・カリノのワンオフである。直線の長いSUGOではとくに効果大だ
  • ダイハツ エッセ:4月の開幕戦は予選5番手、決勝は6位という結果であった。無事故で終えるという目標は達成した

東北660にお手伝いに来たのがきっかけで夢中になった

軽自動車レース「東北660選手権」の最高峰・1クラスに、今シーズンから齊藤大寛さんが挑戦しています。愛車は、名門ガレージ・カリノが仕上げたダイハツ「エッセ」。父の影響で幼少期からモータースポーツに親しんで育ち、免許を取得すると三菱「コルト」で各地のサーキットを走って腕を磨いてきました。圧倒的なスピードと実力者がそろうトップクラスで、まずは“安全に楽しく”をモットーにレース経験を積んで上位進出を狙います。

異例のトップカテゴリーデビュー

15年目を迎えた新規格NAの軽自動車によるレース、東北660選手権の最高峰に位置するのが1クラスだ。チューニングできる箇所が多いためセットアップにはノウハウを必要とし、参加しているドライバーも公式レース経験者を含むベテランが集まる。

そんなトップカテゴリーに今シーズンから参入したのが、ガレージ・カリノが製作したエッセに乗る齊藤大寛である。東北660選手権はビギナー専用のクラスが用意されているので、そこで経験を積み徐々にステップアップするのが定番だ。しかし、齊藤は強豪がひしめき合う1クラスでデビューを果たした。

まずは参戦に至るまでの経緯から紹介する。2輪でサーキットを走る父のもとで育ったおかげで、幼少期からモータースポーツには馴染みがあった。運転免許を取得できる年齢になっても興味が薄れることはなく、大学に入るとすぐ「コルト ラリーアートバージョン」を購入した。

地元のコースであるスポーツランドSUGOを始め、エビスサーキットやリンクサーキットを走り込み、ときには筑波サーキットまで遠征している。そして、ガレージ・カリノから東北660に参加するドライバーの手伝いをするようになり、熱いレースを間近で見ているうちに「同じステージで走りたい」との思いが募っていった。

タイミングよくガレージ・カリノの狩野代表が作ったエッセを譲り受けた。セミ耐久レースの特別戦を経て、2025年から本格的に参戦することとなった。

圧倒的なコーナリングスピードへの順応

このエッセは狩野代表が1クラスで戦っていたときと変わらず、シートポジションを齊藤の体格に合わせて調整した程度だ。狩野代表のドライブで幾度となく表彰台を獲得したマシンであり、齊藤はまだまだクルマのポテンシャルを引き出せていないと感じている。現時点では闇雲に仕様変更するよりも走り込みを優先させている。

じつはサーキットを走らせて感じた普通車との違いは、何といってもコーナリングスピードの圧倒的な速さだ。しかも1クラスはECUの書き換えやギヤ比の変更が可能で、そのスピードは下位に当たる3クラスや2クラスを圧倒する。ライバルとなるドライバーたちも凄腕ばかりだ。

今シーズンは車両とギリギリの競り合いに慣れることを優先している。目標については次のようにコメント。

「まずは安全に楽しくレースを終えたいですね」

クルマの完成度と実績は一線級であり、経験とスキルも十分に備えている齊藤。1クラスで勝つために足りないのはズバリ『慣れ』だけだ。今シーズンの後半には本領を発揮しそうな予感がする。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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