愛車以外で出会うことがないクルマとしてランティスを購入
他人と被らないクルマがほしい。そんな思いから、人生で初めての愛車に1994年式マツダ「ランティス タイプR」を選んだ“空さん”。じつは候補にしていた車両が次々と売れてしまい、いよいよ購入をしようと思ったタイミングで候補車のなかで売れ残っていた1台がランティスだったそうです。イギリス車のようなスタイリングに惹かれ、今では乗り心地やハンドリングの良さにもすっかり満足しているといいます。希少なV6エンジン搭載セダンで楽しむ、空さんのこだわりのカーライフを紹介します。
ジャガーXKに雰囲気が似ていることも理由のひとつ
人生最初のクルマ購入にあたり、いすゞ「ジェミニ ハンドリング バイ ロータス」などが候補に挙がっていた。しかし、次々に売れてしまい、売れ残っていた1994年マツダ「ランティス タイプR」を購入したのが“空さん”だ。
「中古車サイトで100人以上の方が4年くらいウォッチリスト入れていたのですが、ずっと売れ残っていました。僕がちょうどクルマが欲しいってタイミングになったので見に行ったんです。イギリス車が好きっていうのもあって、ぱっと見の印象がジャガーのXKっぽいなって思ったんですよ。スタイリングから入ったっていうのもあるんですけど、一番の要因はやっぱり他人と被りたくない、対向車線から同じクルマが来ない方がいいみたいなところがあったので購入しました」
乗り心地が良くてMTのシフトが楽しい
初めての愛車として売れ残っていたランティスを購入した“空さん”だが、現状かなり満足している。まさに残りものには福があるだ。
「最初に感じたのは乗り心地が結構いいことですね。シートもホールド性が高く、長距離乗っても全然疲れないんです。あと結構ミッションが独特なんです。2L V6のMTって、1速のギヤ比がリバースよりも低いんです。さらに1速と2速のギヤ比が開いてて、逆に2速から5速の間がクロスしてるんですよ。だからシフトも楽しくて。ただ、燃費は良くないですね。ハイオクですし、下道で大体7km/Lぐらいで、高速に乗ると大体13km/Lぐらい。この年代のクルマだったら、こんなもんかなって感じです」
粘るような味付けの足まわりがお気に入りポイント
イベント会場に向かう途中でエア吸いの症状が発生し、応急処置をして会場に到着したが、それ以外に大きなトラブルはない。パーツに関しては、この年代のクルマゆえに、やはり欠品となっているものもある。パーツの手配は、マツダの部販や兵庫マツダが行っているヤフーショッピングを利用している。
取材時は購入から1年も経過していなかったが、オーナーとしてこのクルマに乗ってきて、気に入ったポイントはどこなのか質問してみた。
「ワインディングとか攻めたときに足まわりにしっかり感があって、すごい粘ってくれる感じが楽しいですね。高速の出口のカーブなんかでもそうですけど。多分そういったところは、今のクルマにも負けてないかな、という感じはしますけど。エンジン(2LV6)の音もいいですね。ただ聞いた話だとショートストロークの割にはあんまり回りにくいエンジンみたいで、僕もそんなに踏み過ぎない感じで乗っています」
















































