定番パーツを満載したターボ2はターボ1並みの価格で落札!
「The Iconic Sale at the NEC Classic Motor Show 2025」オークションに出品されたルノー5ターボ2は、新車として西ドイツにデリバリーされた個体で、シャーシNo.は#943。パールホワイトのボディペイントに、ブラウンのビニールレザー&ベロアインテリアというオリジナルカラーで仕上げられ、
「ラリーで鍛えられたミッドシップホットハッチの傑出した1台……」
とアイコニック・オークショネア社では主張していた。
初代オーナーであるルノー正規ディーラーの経営者の趣味によって、スポーティな外観とサウンドを実現するため、ラリー仕様の数々のアップグレードが新車当時から施されていた。この特別装備にはアルミニウムの「マター」社製ロールケージや「デビル」社製エキゾースト、「ゴッティ」社製スプリットリムホイールなど、当時のルノーおよびアルピーヌ用としては定番とされていた、魅力的なアフターマーケットパーツが含まれている。
また、ドキュメントファイルに収められた「ヘリテージ証明書」はシャーシナンバーとエンジンナンバーの一致を証明しており、詳細な点検によりマター製ロールケージとスペアタイヤも当該モデルイヤーに適合していることが確認できる。
オークション公式カタログ作成時点での走行距離は、わずか2万5346km。パール塗装が輝き、ボディパネルとドアなどの開口部のチリ合わせは均一。デカールは純正仕様で、キャビンは極めて良好な状態を保つなど、外観は極めてシャープな印象を与える。また、見た目と同様にパフォーマンスも申し分ないとのことである。
くわえて、専門知識を持つルノー・スポール認定整備士によるメンテナンスを受け、最近のフル点検では機械的、および外観上の状態が極めて良好であることも確認されている。直近の作業内容としては、適正仕様に修復されたダンパー、等長マニホールドの装着、新品タイヤ、燃料ラインの交換などが挙げられる。
アイコニック・オークショネア社では、現時点において「歴史的車両」としての公的認定資格も有しているこのルノー5ターボ2について
「ルノーのグループB純血種を公道仕様化したターボ2は、画期的な高性能車コレクションに欠かせない逸品。マーケットが最高品質の個体を求めるなか、この驚くほど良好な保存状態の低走行距離なうえに見事に整備された小さなルノーは、真剣な検討に値する1台です」
と自社の公式オークションカタログ内で謳いつつ、7万8000ポンド~8万8000ポンド(邦貨換算約1560万円〜1777万円)という、現況におけるこのモデルの相場を反映したと思しきエスティメート(推定落札価格)を設定していた。
そして、バーミンガムNECのホール2で行われた競売では、順調にビッド(入札)が伸びたようで、終わってみればエスティメートを上まわる8万8875英ポンド。つまり現在のレートで日本円換算すると約1850万円という、数年前なら同じ「5ターボ」でも前任モデルにあたる、いわゆる「ターボ1」につきそうな価格で競売人のハンマーが鳴らされるに至ったのである。










































































