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四半世紀超えても現役! 前期型W124メルセデス・ベンツ300Eへの「偏愛学」

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TEXT: 宮越孝政(MIYAKOSHI Takamasa)  PHOTO: 宮越孝政(MIYAKOSHI Takamasa)

  • メルセデス・ベンツ124ミディアムクラス・セダン:課題となっているシート生地のリペア。初期型特有のブラック生地を根気よく探している
  • メルセデス・ベンツ124ミディアムクラス・セダン:直列6気筒SOHC 3.0LのM103エンジン。関東への遠征もこなす信頼の心臓部だ
  • メルセデス・ベンツ124ミディアムクラス・セダン:お子さんのためにリアシートにチャイルドシートを装着し、大切な家族と一緒に守りながら走れることも、このW124 300Eの大きな魅力
  • メルセデス・ベンツ124ミディアムクラス・セダン:今後はいよいよ、内外装に手を入れていくと話してくれた
  • メルセデス・ベンツ124ミディアムクラス・セダン:あえてアルミではなくスチールホイールにキャップを被せる、前期型の正装スタイル
  • メルセデス・ベンツ124ミディアムクラス・セダン:質実剛健なクリック感を残すドアノブ。当時のメルセデスの工作精度の高さが伺える
  • メルセデス・ベンツ124ミディアムクラス・セダン:サッコプレートのないプレーンな前期顔。希少色ブルーグリーンの美しさが際立つ
  • メルセデス・ベンツ124ミディアムクラス・セダン:視認性に優れた大型の計器類。バックライトのLED化により夜間の視認性も確保した
  • メルセデス・ベンツ124ミディアムクラス・セダン:後期型のようなパネルがつかないナローなサイドビューこそ、前期型の真骨頂だ
  • メルセデス・ベンツ124ミディアムクラス・セダン:滑らかに絞り込まれるCピラーからトランクへのラインが、W124特有のエレガンスを生む
  • メルセデス・ベンツ124ミディアムクラス・セダン:“green877”さんがもっとも愛する、斜めにカットされたテールランプと直立したトランク
  • メルセデス・ベンツ124ミディアムクラス・セダン:誇らしげに輝く「300E」のバッジ。バブル期を象徴するグレードだ
  • メルセデス・ベンツ124ミディアムクラス・セダン:当時の空気を伝える「無鉛」シール。あえて剥がさず残すのもオリジナルへのこだわり
  • メルセデス・ベンツ124ミディアムクラス・セダン:メルセデスの安全思想を象徴するヘッドライトワイパーも、しっかりと完動
  • メルセデス・ベンツ124ミディアムクラス・セダン:リアゲートの絞り込みと、タイヤの踏ん張り感が同居する、黄金比のリアスタイル
  • メルセデス・ベンツ124ミディアムクラス・セダン:念願の積載車引き取りから6年。green877さんと300Eの絆は深まるばかりだ

希少色「ブルーグリーンのサッコ無し」
ベンツW124前期型の純オリジナル度!

「最善か無か」を掲げた時代のメルセデス・ベンツW124。なかでも最初期モデルの美しさに魅了されたオーナー“green877”さんの相棒は、稀少なブルーグリーンの300Eですサッコパネルと言われるサイドのカバーが付かない前期側サルーンボディにサンルーフのない質実剛健な佇まいです。その素晴らしい個体に乗り、家族と共に日常を駆け抜ける信頼性も持っています。時代を超えて愛される「名車」を所有する喜びと、維持のこだわりを紹介します。

サンルーフレスでサッコプレート無し
道具としてのシンプル美学クルマ選び

“green877”さんが長年探して手に入れたベンツのミドルクラスにたどり着いたのは、6年ほど前のことだった。1988年式のメルセデス・ベンツ124ミディアムEクラス・セダンは、M103エンジンという直列6気筒SOHC 3.0Lを搭載する。しかも、ドア下にプロテクター(サッコプレート)などが付いていないプレーンな前期モデルだ。このクルマを手に入れて以来、日常使いもできる趣味のクルマとして寄り添い続けている1台である。

「ボディサイドが後端に向かって絞り込まれているスタイルと、直角に高く立ち上がったトランクリッド。そして、そのなかにバランスよく配置された斜めにカットされたテールランプ。実用性を保ちながら、ここまでシンプルかつエレガントなリアビューはないと思います」

そう語る“green877”さんがこの個体に惹かれたのは、W124セダンの完成された造形美だけではない。バブル時代を走り抜けたメルセデスには、のちの「後期仕様」へ架装された個体が多数存在するが、そのカスタマイズを受けず、初期型のオリジナル度が高く残っていたこと。そして、カラーナンバー877の「ブルーグリーン」という希少色であったことが決め手となった。

さらに、サンルーフレス仕様という点も個性を際立たせている。日本仕様にはサンルーフ装着車が多かったなか、端正な佇まいのなかのシンプルな装備は、まさに「道具としてのメルセデス」を体現しているといえるだろう。

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