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通常相場3倍の5000万円超え!? わずか35台のフェラーリ「348tb」北米限定車に驚愕ビット!

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TEXT: 武田公実(TAKEDA Hiromi)  PHOTO: 2026 Courtesy of RM Sotheby's  FACT CHECK: 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)

前期型の不満点解消しスポーティーでスタイリッシュな348史上最もバランスの取れた「幻のモデル」!?

フェラーリ「348セリエ・スペチアーレ」は、北米マーケット専売のリミテッドエディションとして限定100台のみ製作。内訳は348tbベースが35台、348tsベースが65台とされたが、このほどRMサザビーズ「MIAMI 2026」オークションに出品されたシリアルナンバー「45」は、2年間の生産期間中に製造されたわずか35台のセリエ・スペチアーレ・ベルリネッタのうちの1台だ。

この持ち前の希少性をさらに高める要素として、「ベイジェ(ベージュ)」の本革レザー内装に「ブル・セーラ(夜の青)」のボディカラーを組み合わせた348セリエ・スペチアーレは、この個体のみとのことである。

いっぽうインテリアでは、F40スタイルのカーボン&ケブラー製ケーシングに、英国コノリー社製本革レザーの表皮を貼ったパフォーマンスバケットシートという、348シリーズとしてはきわめて希少な純正オプション装備を享受できるのもこの限定車ならでは。

さらに左右ドアのインナーパネルは、その上部をスタンダードの348よりもシンプルな意匠に簡略化。他方、助手席側のドアポストには「100台限定生産」のシリアルナンバーを記した銘板が取りつけられている。

色合いの妙なのか、35台の希少性ゆえなのか!?
通常348tbの約3倍の驚愕ハンマープライスで落札!

このフェラーリ「348セリエ・スペチアーレ」シリアルナンバー45は、新車時にテキサス州ヒューストンにて初登録されたと言われており、それから33年の時を経た公式オークションカタログ作成時点での走行距離は、わずか1万9855マイル(約3万1880km)。今回のオークション落札者には、純正のオーナーズブック一式と「スケドーニ」社製本革ケース入り純正ツールキットが一緒についてくるとのことであった。

RMサザビーズ北米本社が設定したエスティメート(推定落札価格)は、22万5000ドル〜27万5000ドル(邦貨換算約3532万5000円〜約4317万5000円)という、スタンダードな348tbのマーケット相場価格を大幅に上回るものとなった。

たしかにこのエスティメートは、希少価値を鑑みての価格設定だったことは間違いないものの、348としてはかなり強気な値付けであるのは間違いのないところ。ところが2月28日に行われた競売では、エスティメート上限を6万ドルも超える33万5000ドル。つまり、現在のレートで日本円に換算すれば約5259万5000円という、ちょっと驚きのハンマープライスがたたき出されることになったのだ。

2シーターV8ミッドシップのフェラーリとしては、360シリーズと並んで比較的安価に流通している348シリーズ。しかし、希少な限定モデルに関してはその限りではないということになる。

ただ、これまで348セリエ・スペチアーレが国際マーケットに売りに出された事例は皆無に等しいことから、今回のハンマープライスが今後の指標となり得るものなのか、それとも、たとえばブル・セーラのような希少色がもたらしたイレギュラーなものであるのかについては、現状においては未知数と言わざるを得ないだろう。「348といえど侮ることなかれ」なのか…。

※為替レートは1ドル=157円(2026年3月29日時点)で換算

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  • 武田公実(TAKEDA Hiromi)
  • 武田公実(TAKEDA Hiromi)
  • 1967年生まれ。かつてロールス・ロイス/ベントレー、フェラーリの日本総代理店だったコーンズ&カンパニー・リミテッド(現コーンズ・モーターズ)で営業・広報を務めたのちイタリアに渡る。帰国後は旧ブガッティ社日本事務所、都内のクラシックカー専門店などでの勤務を経て、2001年以降は自動車ライターおよび翻訳者として活動中。また「東京コンクール・デレガンス」「浅間ヒルクライム」などの自動車イベントでも立ち上げの段階から関与したほか、自動車博物館「ワクイミュージアム(埼玉県加須市)」では2008年の開館からキュレーションを担当している。
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  • 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)
  • 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)
  • 1960 年生まれ 大学卒業後ベストカーガイド編集部勤務。1990年オートスポーツ誌に転職、1992年F1速報誌(アズエフ)編集長。1995年月刊ビデオマガジン編集部に転職、1996年ベストモータリング編集長(のち局長兼務)。2005年ネコパブリッシング・イベント本部長/4輪編集局長兼務。2015年交通タイムス社に転籍、2020年より現職(総編集局長)自動車の分野に問わずオールマイティだが、特に旧いモータースポーツとクラシックカーに造詣が深い。愛車は1969年DATSUN Fairlady SRL311/YAMAHA RD250ほか

 

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