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単なるラッピングではない現代の痛車事情! トータルカスタムで推しを表現したホンダ フィット

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TEXT: 木村隆之(KIMURA Takayuki)  PHOTO: 稲田浩章(INADA Hiroaki)

  • ホンダ フィット:車高調によるローダウンで、前後ともにバランスよく車高が下げられている。サイド一面に施工された鮮やかなラッピングデザインを、スポーティなシルエットがさらに引き立てる
  • ホンダ フィット:グレーのボディ色に合うホイールを探し、ディバイド・クロスバッハを選択。ディスクは純正設定色だ。攻めすぎないツラ具合と、普段乗りしやすい絶妙な車高にこだわっている
  • ホンダ フィット:カスタムもラッピングも一切の妥協がない姿勢がポイントだ。ベース車両の持つスマートなキャラクターを活かしつつ、推しの世界観を全身で表現するトータルコーディネートの妙
  • ホンダ フィット:この車両は、プロショップであるワープスの痛車を代表する1台だ。痛車のイベントに参加したことで反響を呼び、今では同ショップに数多くの痛車乗りが集まるようになったという
  • ホンダ フィット:ワープスが手がける車両は、ラッピングだけが突出した痛車ではなく、ハードなカスタマイズとのバランスが絶妙に取れたクルマが多い。クルマ単体としての完成度の高さも重要だ
  • ホンダ フィット:フロントはアームロックを防止しつつ、美しいローフォルムを実現するためのセッティングを工夫。細部までしっかりと配慮することで理想のフォルムが実現
  • ホンダ フィット:写真はリア側のサスペンション。フロントと同様にXYZ製の車高調を採用している。見えない部分の機能部品にもこだわることで、トータルバランスに優れたカスタムカーに仕上がる
  • ホンダ フィット:理想的なキャンバー角を確保するため、ロアアームを約12mm延長する加工を施した。ワープスならではの提案力が理想の姿に導いた
  • ホンダ フィット:より車高を下げられるようにリアはアクスルを約40mm上げ加工し、キャンバー角とキャスター角も調整。より太いホイールを履けるよう、約10mmのナロー化も実現している
  • ホンダ フィット:フロントドアにインストールされたスピーカー。バッフルボードなどその周りの造形も丁寧に作り込まれている。VTuberの楽曲を最高の音質で楽しむための、妥協のない施工だ
  • ホンダ フィット:運転席のすぐ横には、PLUG&PLAY 1080のDSPプロセッサーアンプを操作するためのコマンダーが設置されている。推しの楽曲に合わせて、手元で細かな音響調整が可能だ
  • ホンダ フィット:PLUG&PLAY 1080のDSPプロセッサーアンプと、オーディオテクニカのデジタルトランスポートD/Aコンバーター(AT-HRD500)をシート下にスマートに配置した
  • ワープス:代表の沖田さんがいうには「ラッピングだけではただの広告宣伝車です。クルマとして評価されるカスタマイズの見せ場を作っています」とのこと。広島県東広島市にある実力派ショップだ
  • ホンダ フィット:最近の痛車カルチャーではバーチャルYouTuber(VTuber)も非常に人気が高い。このフィットのボディサイドに大きく描かれているのは、VTuberの常闇トワだ
  • ホンダ フィット:クラシックからロックまでジャンルを選ばないBLAM製スピーカー。VTuberがメインとするデジタルサウンドの解像度が高く、情報量があり音の厚みと音圧も出せるのでオススメだ
  • ホンダ フィット:「フル乗車ができて、ハンドルが切れる、ちゃんと止まる、走れる」がこだわりのポイント。ワープス的カスタムの3種の神器は、車高、ホイールを含む足まわり、オーディオメイクだ

音やデザインの世界観まで作り込んだ現代型痛車スタイル

“好き”をクルマで表現する痛車カルチャーは、いま大きな進化を遂げています。アニメ一辺倒だった時代から、ゲームやバーチャルYouTuber(VTuber)文化へとジャンルが広がり、ラッピングも単なるプリントではなく、世界観を重視したデザインへとシフトしてきました。今回紹介するホンダ「フィット」は、そんな現代痛車の最前線を体現した1台です。オーディオや足まわりまで含めて推しを引き立てる、新しいトータルカスタムのスタイルを提案します。

オーディオから足まわりまでをトータルで手がける専門店

かつてアニメのキャラクターがメインだった痛車の世界も、今はゲームのキャラクターや歌を唄うVTuberにまで幅を広げるなど、確実に変化している。そしてクルマのカスタマイズも、それらの世界観とのマッチングが重要視されるようになった。

そんな進化するシーンのなかで注目したいのが、ここで紹介するホンダ フィットのカスタマイズを手がけた、広島県東広島市のプロショップ「ワープス」だ。車種やジャンルにこだわらない懐の深いショップであり、ユーザーそれぞれの“好き”を柔軟に受け止める度量を持つことで知られている。

痛車乗りにとって、ラッピングを施工できるショップは比較的探すことができても、オーディオや足まわり、内装までを含めたトータルのカスタムをしっかりと実現してくれるショップとなると、逆にレアな存在となる。しかもワープスは、痛車乗りにとっても親しみやすい、いい意味でジャンルレスなプロショップなのだ。

キャラクターの世界観とリンクさせる新世代のカスタム手法

かつての痛車は、好きなキャラクターとして慣れ親しんだ絵を、そのままボディへ大胆にプリントしたものが主流だった。しかし現在は、しっかりとデザインされた絵を好きな絵師に依頼し、車両全体の世界観まで計算してデザインしてもらったものをボディに張り込む手法へと変わってきている。

自分たちの妄想や愛情を前面に押し出していたのがかつての痛車だとすれば、今はキャラクターをより魅力的に見せる、より洗練されたデザインが主流となっているのだ。

ワープスの代表である沖田さんは次のように語る。

「いわゆる“痛いクルマ”ではなく、推しのためのラッピングです。推しの配色、アイコン的なグッズ、メインの背景。それを理解してキャラクターに合うものとしてカスタムも勧めるので、パーツへのアドバイスも変わってきます。漠然とカッコ良いものだけを組み合わせても、キャラクターの世界観と上手くハマらないことも多々あります」

まさに現代の痛車にとって、カスタムとラッピングの結びつきは非常に重要であり、パーツ単体のカッコ良さだけでは語れない。

そのキャラクターの世界観を崩さず、推しのイメージをさらに昇華させる要素。それこそが、現在支持されている新しい痛車スタイルの本質といえるだろう。クルマというキャンバスを使って愛情とセンスを表現する痛車カルチャーは、トータルカスタムという新たな武器を手に入れ、これからも独自の進化を続けていくはずだ。

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