クラシックなナローボディの内側に最新の走行性能と安全装備を収めた、我慢のいらない現代版のW460スタイル
見た目は40年以上前のクラシック、中身は現代の最新装備。そんな二面性を備えたメルセデス・ベンツ「Gクラス」が、東京・銀座のプロショップ、ミストラルの手で仕立てられた。往年のW460型(通称ゲレンデ)を思わせるナローボディの内側に、現代の走行性能と安全装備をそっくり収めている。快適性も安全性も我慢しないクラシックスタイルの正体を、ディテールから読み解いていく。
メゾンミストラルナローデザインとは? 現代のGクラスを約40年前のW460風に仕立てる
メゾンミストラルナローデザイン(以下、MMND)は、輸入車のプロショップであるミストラルが手がけるGクラス専用のコンバージョンブランドである。現代のGクラスが備える高い走行性能や安全装備はそのままに、外観だけを1979年に登場した初代W460/W461風へと仕立て直すのが、その狙いだ。無駄を削ぎ落とした初代のスクエアなフォルムは、各国の軍用車のベースとして長く使われてきた、Gクラスの質実剛健なルーツを色濃く受け継いでいる。MMNDは、その原点といえるシンプルなクラシックスタイルを、いまのクルマで気軽に楽しめるかたちへと落とし込んでいる。
外観は「W460型」、中身は最新装備。我慢のいらないクラシックスタイル
今回取り上げる個体は、MMNDが用意するコンプリートカーのなかでも、純正部品を主体に組み上げた「MMND-Ver.I」と呼ばれる仕様である。フロントに収まるのはW460純正のスチールグリル、その左右へと連なるのはW461純正のヘッドライトシュラウドだ。きゅっと絞り込まれたナローフェンダーも相まって、ぱっと見では40年以上前のW460そのものに映る。ところが、その中身は最新そのものだ。光源にはバイキセノンヘッドライト(高輝度のキセノン光を放つヘッドライト)を備える。さらにディストロニック・プラス(前走車との車間を自動で保つ運転支援機能)をはじめとする安全装備もそのまま使える。クラシカルな見た目のために快適性や安全性を我慢する必要は、いっさいない。

足元はオリジナルホイール「BLS16」、軍用車テイストを宿すディテール
足元を引き締めるのは、MMNDがオリジナルで起こしたホイール「BLS16」である。軍用車のホイールをオマージュしたシンプルなデザインは、現代のクルマでは描けない無骨なクラシカルさをまとう。サイズは16インチと18インチをラインアップする。ボディまわりに目を移すと、スチール製のバンパーや、ウォーカブルスタイル(人が上に乗れるよう頑丈に仕立てた)のボンネットなど、軍用車時代を思わせるディテールが随所にちりばめられている。30mmのリフトアップやリアセンターステップ、ヒッチメンバーまで備え、道具としてのタフさも兼ね備える。ステップやフェンダー、テールランプまで細部がしっかりとまとまった佇まいは、MMNDの作り込みの確かさを物語る。現代の性能とノスタルジックなスタイルを違和感なく融合させた、温故知新の一台といえる。








































