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純正に見えて開発に1年半。モダン・ガレージが仕上げたJZX90型トヨタ「マークII」

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TEXT: AMW編集部  PHOTO: ヤングバージョン

アメリカンでもヨーロピアンでもない独自路線 “ジャパニーズ・エアロ” を、モダン・ガレージがトヨタ「マークII」のデモカーで完成させた

どこかで見たようで、どこにも似ていない。そんな独自のスタイルをあえて狙ったデモカーがある。手がけたのは、千葉のエアロ専門ショップ、モダン・ガレージだ。ベースは90系(JZX90型)マークII。1年半をかけて仕上げた1台を、1998年当時のカタログとともに振り返る。

フロントは純正のようになじむ肉厚バンパー、スモークレンズ内のウインカーが光る

フロントまわりは、純正パーツと思ってしまうほどなじみがいい。肉厚のフロントバンパースポイラーは、さり気なく装着され、ボディの流れを崩さない。ナンバー下を走る黒いラインが、顔つきを引き締める。スモークレンズの奥で怪しく光るウインカーが、フロントグリルまわりに独特の空気をつくる。派手さで押すのではなく、細部で見せる手法だ。

ドア全開でも干渉しないサイドスカート、黒ライン入りリアバンパーとリアウイング

サイドスカートは、ドアのモール部から装着するタイプだ。カクカクとしたラインが、クルマをシャープに見せる。ドアを全開にしても干渉せず、ジャッキアップもできる。実用性を確保したうえでの造形だ。足もとにはリアル製のスターフォルムを合わせる。リアに回ると、黒いラインの入ったリアバンパースポイラーが目を引く。トランクのリアウイングも、リアビューを引き締める。90系のクレスタ、チェイサー用も発売を予定していた。

1年半の開発が生んだトータルバランス、エアロ一筋13年の職人技

第一印象はシンプルだ。アメリカンにもヨーロピアンにも似ていない。あえて呼ぶなら “ジャパニーズ・エアロ” といったところだ。近くで見ると、個々のパーツは意外とクセがある。それでも全体はきれいにまとまる。開発に1年半を要したのは、このバランスにこだわり抜いた結果だという。モダン・ガレージは、エアロ一筋13年(1998年当時)のベテランショップだ。長い時間をかけた分だけ、仕上がりに経験がにじむ。

【AMWノミカタ】

今回紹介した「マークII」は、AMWを運営する交通タイムス社がかつて発行していたチューニング誌『ヤングバージョン』1998年8月号に掲載された1台だ。同誌は当時の走り屋カルチャーを伝えた月刊誌である。記事を読み返してみると、モダン・ガレージのエアロをまとったこのデモカーは、いま見ても新鮮で古臭さを感じさせない。グリルのウインカーをスモークレンズで隠し、エアロの造形に合わせてフロントをすっきり見せる工夫は、現代のカスタムカルチャーにも通用する小技だ。

ベース車のJZX90型マークIIは、いまやネオクラシックの人気株だ。最強グレードのツアラーVは、ドリフトやチューニングのベースとして国内外で評価を高め、程度のいい個体に限らず、中古車相場は大きく上がっている。カスタム済みで流通する車両はドリフト仕様に仕立てられ、派手なエアロを装着したものが多い。そんないまこそ、あらためて見直したい1台だ。

【オレたちの“改”顧録】シリーズ一覧はコチラから!

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  • 国内有数のカスタムカーイベント「大阪オートメッセ」から生まれた自動車情報メディア「AUTO MESSE WEB」の編集部です。『CARトップ』などの自動車専門誌を発行する交通タイムス社が運営し、現在は4人の編集者を中心に、カスタム&チューニングを軸に新車、旧車、パーツ、イベントなど幅広いジャンルを取材・編集。正確性と信頼性を大切に、クルマを楽しむための情報を毎日お届けしています。 X→https://x.com/AutoMesseWeb
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