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「X-90」「インプレッサ グラベルEX」「ヴォルツ」! 生まれる時代を間違えた個性派SUV8選

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎 七生人

スズキSX4

 協業ということではもう1台、スズキSX4(2006年)があった。スズキSX4

 このモデルはフィアットとの共同開発車で、フィアット・ブランドではセディチとして発売されていた。スタイリングはイタルデザインで、SUVとコンパクトカーを掛け合わせた雰囲気は、最近のクルマにも通じるところがある。カタログ写真もヨーロッパの雰囲気。スズキSX4

日産ジューク

 ヨーロッパでも人気を博したクルマとしては日産ジュークもあった。“あった”と書いたのは、日本市場では初代限りで、2代目は導入されずに終わったため。

日産ジューク

「クロスオーバーというよりミニなどのスポーティで個性的なクルマがライバルです」とは、デビュー当時の開発者の話だが、自身のコンセプトは“コンパクトスポーツクロスオーバー”だとしていた。とにかくまるでショーモデルをそのまま市販化したような奮った外観・内装デザインは楽しみ甲斐があり、バイクのガソリンタンクをイメージしたボディ色のセンターコンソールなど、乗ると気持ちをワクワクさせずにはいられない……そんな感じだった。日産ジューク

 コンパクトでやや高めのアイポイントだったから街乗りでも扱いやすく、案外、年配のドライバーも多かったモデルだ。

トヨタ・ラッシュ

 トヨタとダイハツの共同開発車だったラッシュ(2006年)も、コンパクトなSUV風モデルだった。このクルマもアイポイントが高く、乗り降りのしやすい着座位置ということから、案外と幅広い年齢のユーザー層に愛用された。トヨタ・ラッシュ

 決して派手さはなかったが、横ヒンジで開くバックドアや、数えきれないほど(!)の室内の小物収納ポケットなど、実用性の高さはポイントが高かった。トヨタ・ラッシュ

ホンダ・クロスロード

 そしてもう1台、ホンダ・クロスロード(2007年)も忘れられないモデル。車名はディスコ(ランドローバー・ディスカバリー)がホンダからOEM供給されていた時代が初出だったが、2007年に登場したこのモデルは完全なオリジナル。ホンダ・クロスロード

 コンパクトクラスながら3列/7人乗りを実現していた点がポイントで、窓まわりを深く面取りしたスクエアで飾り気のないスタイルは、筆者は非常に好感をもって見ていたクルマだった。アルミ真空パックで劣化を抑えたボトル入りの溶剤を備えた応急パンク修理キットを全車に採用。ホンダ・クロスロード

 サイドシルガーニッシュとドアロアガーニッシュを一体化させたデザインなど、スッキリとしたスタイルだったが、4年に満たない販売期間が何とも残念なクルマだった。

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  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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