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スカイラインの「ケンとメリー」にインテグラの「山下達郎」! 曲を聴けばクルマが浮かぶほどCMが印象的な国産車10選

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎 七生人

その6:ホンダ・シビック(3代目)/ルイ・アームストロング

 シーンということでは、3代目のワンダーシビック(1983年)が登場した際のCMも、(CMだから当然ながら)短い時間のなかに味わい深いシーンが描写されていた。使われていた楽曲は、しみじみとしたバラードの定番の1曲、ルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」で、ごく日常的なアメリカの街なかに「後ろ姿見せ」の3ドアが置かれた映像とサッチモの歌声で、これもさり気ないが味わい深く描かれていた。

ホンダ・シビック(3代目)

その7:日産サニー(6代目)/ビートルズ「ヒア・ゼア・アンド・エブリホエア」

 味わい深いといえば、トラッド・サニー(1985年・6代目・B12型)のCMも記憶に残る。使われた楽曲はビートルズの「ヒア・ゼア・アンド・エブリホエア」だったが、落ち着いた上質感のあるクルマに生まれ変わったB12型サニーを、いかにもクラスアップしたクルマに見せていた。

 日産車ではほかに、(今回は写真は載せていないが)初代マーチの後期、「アサシオという名の猫と」でおなじみだった「iz」登場時に、エルトン・ジョンの「ユア・ソング」を使った女性ユーザーの何気ない日常を描いたCMも肩ひじ張らず、好感がもてた。

日産サニー(6代目)

その8:トヨタ・クレスタ(初代)/ボズ・スキャッグス

 そのほか1980年にマークII系の3台目の兄弟車としてクレスタが登場した際、当時AORの代表アーティストだったボズ・スキャッグスのバラード曲「You Can Have Me Anytime」をサラリと採用していた。

トヨタ・クレスタ(初代)

その9:スバル・レガシィツーリングワゴン(2代目)/ロッド・スチュワート

 それともう1台、日本のワゴンブームのキッカケを作ったレガシィツーリングワゴンのCMも、グランドツーリングの世界観を表現した「連作」にその都度、見入ったCMのひとつだった。とくに1993年に登場した2代目では、あのロッド・スチュワートを起用。楽曲も彼のレパートリーからバラード曲の「今夜きめよう」「ピープル・ゲット・レディ」などが使われていた。

スバル・レガシィツーリングワゴン(2代目)

その10:ホンダ・ステップワゴン(初代)/「オブラディ・オブラダ」

 反対にファミリー・ムーバーが打ち出しだった初代ステップワゴン(1996年)では、楽しげに「オブラディ・オブラダ」(原曲はビートルズ)を使ったCMで注目を集めていた。

ホンダ・ステップワゴン(初代)

12
  • クルマの販売戦略でCMタイアップ曲は非常に重要だった
  • 日産4代目スカイライン
  • ホンダ・インテグラ(初代)
  • トヨタ・セリカ(2代目)
  • 日産シルビア(S13)
  • マツダ・エチュード
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  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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