クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CUSTOM
  • 軽自動車のリフトアップの注意点とは? 方法やコスト、メリットデメリットを徹底解説します
CUSTOM
share:

軽自動車のリフトアップの注意点とは? 方法やコスト、メリットデメリットを徹底解説します

投稿日:

TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: K-STYLE編集部

  • シャコアゲのイメージ

  • アゲ軽自動車
  • スプリングとラテラルロッドのセット
  • アゲのイメージ
  • シャコアゲのイメージ

今大人気のカスタム「アゲ」系をあらためて解説

以前は足まわりのカスタムといえばローダウン、つまり車高を下げることがスタンダードだった。しかし近年では逆に「アゲ」系の車両も増えている。その手段やメリットとデメリットを、軽自動車に絞ってあらためて解説してみよう。

リフトアップのメリット&デメリット

【リフトアップのメリット】

アウトドアの流行はクルマ業界にも波及しており、その顕著な例が「アゲ」と呼ばれるリフトアップだ。昔は本格的なクロカンを楽しむユーザーが大半だったが、昨今はドレスアップのひとつとして定着した感がある。実用性におけるメリットは悪路の走破性が上がり、アイポイントも高くなって視界を広く確保できること。またフェンダーに余裕ができるため大径タイヤを履きやすく、上がった車高との相乗効果でクルマが大きく見える効果もある。

【リフトアップのデメリット】

いっぽうデメリットも存在する。車高の上げ幅が大きいほど当然ながら乗降性は悪化。リフトアップのセットメニューといえるインチアップにより加速も悪くなり、アクセルを踏む量が増え燃費も落ちてしまう。もうひとつは風の影響を強く受けやすくなること。横風やフロア下に入った風により、直進安定性が顕著に悪化するのだ。とくに軽自動車はボディが軽量なせいで、普通車のリフトアップより風の影響を受けやすいといっていい。

リフトアップする方法とは

【スプリングだけでリフトアップ】

続いて具体的なリフトアップの手段を。もっとも手軽かつ費用を抑えられるのは、リフトアップ用のスプリングを使う方法だ。長めに設計されており純正ダンパーとの相性もよく、上げ幅は30mm前後となっている。車種によってはブレーキホースを延長する必要があったり、調整式ラテラルロッドを推奨される場合があるものの、それらを含めてもコストパフォーマンスは高い。

スプリングとラテラルロッドのセット

【車高調でリフトアップ】

また、ローダウンと同じく車高調を使う手もある。最大のメリットは車高や減衰力(調整式であれば)を好みにセッティングできることで、ダンパーと合わせて開発されており乗り心地や走行性能でも一日の長があるだろう。

【ボディブロックでリフトアップ】

スズキ「ジムニー」のようにラダーフレーム構造のクルマであれば、フレームとボディの間に専用のブロックを挟んで上げることも可能。ただし、手間とコストはスプリングや車高調よりもかかるため、通常のリフトアップ量では満足できない中~上級者のメニューと考えていい。

リフトアップにかかる費用は?

【リフトアップ例1:スプリングのみ】

次は誰もが気になるであろう、リフトアップの費用について。まずはスプリングだけを使う方法から算出してみたい。車種や選ぶメーカーによって大なり小なり差はあるが、スプリングにブレーキホース、調整式ラテラルロッドでパーツ代と工賃を合わせて10万円以下。またキャンバー角がポジティブになるときは、補正用のボルトも使ったほうがいい。

【リフトアップ例2:調整式ラテラルロッドや専用ダンパーを使う場合】

より本格的なリフトアップではどうか。上記のスプリングとブレーキホース、調整式ラテラルロッドに加えて、ダンパーも専用のロングタイプが必要だ。さらにボディブロックでリフト量を増やし、アライメント補正のためアーム類も交換する。費用はすべてのパーツ代と工賃で40~50万円とそれなりに大きいけれど、上げ幅は4~5インチとなりスプリングだけに比べて見た目のインパクトも絶大だ。

12

 

 

 

 

 

ranking

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

ranking

AMW SPECIAL CONTENTS