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HREはナスカートラックシリーズ第9戦を14位でフィニッシュ! 終盤、タイヤにダメージを抱えながらも完走

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: Hattori Racing Enterprises

ロングランのペースが上がらず苦しい展開に

アメリカで最も人気のあるモータースポーツである「NASCAR(ナスカー)」。そのナスカー界で唯一の日本人オーナーである服部茂章が率いる「Hattori Racing Enterprises(HRE)」は、今シーズンもナスカーの3大トップカテゴリーの「カップ」、「エクスフィニティ」、「クラフツマン・トラック」のトラックシリーズに長年参戦を続けている。2023年シーズンも若手ドライバー、テイラー・アンクラム選手を起用し、トヨタ「タンドラ」でシリーズフル参戦をしている。

17番手スタートで追い上げを狙う

トラックシリーズ9戦目「Buckle Up South Carolina 200」(147周/200.8マイル)が、5月12日にサウスカロライナ州のダーリントン・レースウェイで開催となった。ターン1-2と3-4の曲率、バンク角ともに異なる独特のレイアウトを持つ、1周1.366マイル(2186m)のダーリントンのコース。3ステージ制で行われるレースは、第1ステージと第2ステージは45周、第3ステージは57周でチェッカーが出される合計147周で行われた。

HREの「#16 LiUNA Toyota Tundra」に乗るテイラー・アンクラム選手は、「Too Tough to Tame(飼いならすにはタフすぎる)」というキャッチフレーズを持つこのサーキットでのレースに過去4度参戦しているが、リタイアの経験はない。前日午後の予選では17番手のタイムを記録し、8列目アウト側からレースをスタートさせた。

スタート直後から、ポジションを上げていく順調な滑り出しを見せた16号車だったが、周回を重ねるごとにペースが下がりはじめ、苦しい展開となる。一度もイエローコーションが出されないまま第1ステージは終了。16号車は19位でフィニッシュした。その第1ステージ終りのステージコーションを使って、チームは16号車をピットに戻し、素早い作業でマシン調整を行い、16号車の8ポジションアップにも貢献。しかしその後も16号車はロングランのペースが安定せず、トップ10圏内に入れない展開が続く。最終的には第2ステージを14位でフィニッシュとなった。

ナスカートラックシリーズ

次戦は2台体制でレースに参戦

クラッシュが続出する最終ステージでもトップ15前後での争いに終始していたアンクラム選手だったが、残り17周で出されたイエローコーションを使って最後のピット作業を終えると、チェッカーに向けて最後のアタックをしていく。しかし、残り8周のところで他のマシンと接触があり、ヒットされたリアフェンダーがタイヤに接触してしまう。

コーナーで荷重がかかるとタイヤから煙が上がり、クルーはタイヤがパンクした場合の備えをしていたが、このタイミングでピット作業をすると大きく順位が下がり、タイヤがバーストしてしまえば周回遅れとなってしまうという厳しい状況。そのため、アンクラム選手はペースを落としながらダメージを最小限に抑え、なんとか16号車をチェッカーまで持ち込んで完走した。

HREでは2022年シーズン、2台体制でこのトラックシリーズにフルエントリーをしたわけだが、次戦では、今季初の2台体制で参戦する。

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