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米国の「ルート66」は日本でいえば「東海道」? アメリカの歴史と文化、バラエティに富んだ風景を体験できます【ルート66旅_02】

米国の「ルート66」は日本でいえば「東海道」? アメリカの歴史と文化、バラエティに富んだ風景を体験できます【ルート66旅_02】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

バラエティに富む景色と風土を味わえる

さらに歴史が浅いからこそなのか、保存するための運動も非常に活発。ナショナル(国立)の名を冠した施設から州や自治体の協会によるミュージアム、そして沿線の住人が趣味で運営するようなごく小さい規模のギャラリーまで、ルート66の歴史や魅力を発信しながら旅人を温かくもてなしてくれる。ルート66はアメリカの歴史と文化を追体験する道であり、人情味ある「旧き佳きアメリカ」を肌で感じる道でもあるのだ。

もうひとつはバラエティに富む風景。北方領土を含めた日本列島より長いルート66には、シカゴやロサンゼルスのような大都市から砂漠、森林に穀倉地帯に荒れ果てたゴーストタウン、地球の歴史を感じる大自然までが詰め込まれている。いずれも日本では味わえない壮大なスケールであり、地域によって植生や地質の様相がまったく違う。似たような眺めが続くと思ってもせいぜい2~3時間、景色とあわせて気候やそこで暮らす人たちの気質も変わり、まるで国から国へと渡り歩いてるように錯覚してしまう。ルート66を走ればアメリカのすべてが分かるとは言わずとも、その大部分を肌で感じられるといっても過言ではない。

* * *

第1回から続く前置きはこれくらいにしておき、次はいよいよ現地へと足を伸ばしてみよう。いざアメリカ国内で3番目の大都市であり、ルート66始まりの地でもあるイリノイ州シカゴへ!

■「ルート66旅」連載記事一覧はこちら

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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