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モリゾウ選手のマシンで初参戦! GTドライバー松井孝允選手が「ラリチャレ渋川伊香保」に挑戦しました

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

モリゾウ選手がラリチャレで使用している車両で挑む

広島県福山市出身で現在36歳の松井孝允選手。2015年からSUPER GTに参戦し、2016年にはGT300クラスでチャンピオン(VivaC team TSUCHIYA)の獲得経験もある。今シーズンも「#5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号」で冨林勇佑選手と組んでGT300クラスへ挑戦をしているGTドライバーだ。

モリゾウ号のドライバーとしてラリチャレ参戦へ

そんな松井選手が、2023年7月1日(土)~2日(日)に行われた「TOYOTA GAZOO Racing Rally Challenge 2023 in 渋川伊香保」(以下:ラリチャレ)に挑戦した。松井孝允選手にとってラリチャレ自体は初参戦ではない。同じくGTで活躍する井口卓人選手とのペアで、コ・ドライバーとしてラリチャレ参戦の経験がある。

車両は「TGR-WRG GRヤリス104」(GRMNヤリスのラリーパッケージ)。モリゾウ選手がラリチャレで使用している車両で、セットアップはそのまま使用しているという。また、松井選手とペアを組むのは、全日本ラリー選手権での実績もあり、現在WRCに日本人ドライバーとして唯一参戦している勝田貴元選手の実父でもある勝田範彦選手である。

松井選手は、以前からラリーへの興味を示していたという。

「とにかく出たかったというのがあります。2年前にここ(ラリチャレ渋川戦)に見に来ていて、出たいな〜と思っていたんです。それで、ワンメイクレースなんかで関係のあるディーラーさんの中には、ラリーカーを持って参戦してるチームもあったりして、そういった車両を借りて出ようかと思っていろいろ調整したことはあるんですが、タイミングがなかなか合わなくて……」

とコメント。そして今回は、モリゾウ選手がスケジュール的にラリーへ参戦できなかった。

「クルマがせっかくあるのに出られないのももったいないし、ラリチャレを盛り上げるためにも活用してほしい」

ということもあって、この松井選手による参戦につながった。松井選手にとっては願ったり叶ったりの参戦となったわけだ。

松井選手と勝田選手

ラリー競技の流れなども含め確認を進めながら、前日のレッキ後は、勝田選手とともにオンボードの映像を確認しつつ、しっかりとふたりでペースノートを作り上げた。松井選手は「学校のテストの前日みたい。そのまま暗記してます」と動画に食い入るように見ていた。

コ・ドラを担当する勝田選手は

「(レッキは)結構こなしていたし、いろいろな注意事項もあったので、そういったものを伝えながら、自分のほうでペースノートを補強しながら、ですけど。もうちょっとアドバイスがいるのかなと思ったけれど、そんなこともなく。もちろん、もっと経験を積んでくればもっともっといろいろ出てくるんでしょうが……」

とラリー初挑戦となった松井選手を評価する。

「とにかく出たかった」と話す松井選手は無事に6本のSSを走り終える。3つのSSを午前と午後にそれぞれ1回ずつ走る構成であったが、3ステージともに2ループ目でタイムを更新し、初のラリーを終えた。

ラリー後、松井選手は次のようにコメントしてくれた。

「楽しかったのひと言に尽きますね。ヒヤヒヤだったりドキドキだったりしたこともたくさんありましたが、すべてをひっくるめて楽しい。勝田選手からのアドバイスもたくさんもらって、もっとああしたいこうしたいってこともいっぱいです。もちろん悔しさもあります。

ラリーってサーキットの周回とは違って、次の周はないですからね。一発の集中力が必要。そのためにはもっと勉強しなきゃいけないですね。モリゾウ選手のクルマですが、モリゾウ選手とのタイム差もあって、モリゾウ選手はすごいなと思う反面、悔しいです。そういった意味では深みにはまっていきそうな感じもありますね(笑)。次にまたチャンスがあればもっとラリーには出場したいと思ってます」

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