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マツダ初代「ロードスター(NA)」や「コスモスポーツ」のプロトタイプが展示。入場無料の大人の展示は7月30日まで!

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: 藤田竜太

バックヤードツアーと平井敏彦さん追悼コーナーも

数あるオーナーズクラブのなかでも、もっとも活発に活動しているクラブのひとつ、RCOJ(ロードスタークラブオブジャパン)が主催する「ロードスター展」が2023年も神奈川県横浜市の『マツダ横浜R&Dセンター(MRY)』で行われている。

マツダの聖地巡礼を兼ねた大人の社会科見学

2009年から毎年行われている(2021年はコロナ禍で中止)このイベントは、普段は入ることができないマツダの研究・開発拠点=「マツダ横浜R&Dセンター」が会場というだけでも惹かれるが、ロードスター展ならではの展示車両や、RCOJのオリジナルグッズの販売も魅力だ。

2023年の目玉は、初代ロードスター(NA)のプロトタイプ、「プロジェクトV705」(エンジン、足まわりは当時のファミリアから流用。アメリカの公道で実走テストをした車両そのもの)と、2023年4月に逝去されたロードスターの初代開発主査、平井敏彦さん愛車だった初代ロードスターV Specialの展示だ。このV Specialを囲むように平井さんの追悼コーナーも設けられ、来場者による寄せ書きも可能な形になっている。

またもうひとつ特筆できるのは、会場となっている「マツダ横浜R&Dセンター」のバックヤードツアー。「マツダ横浜R&Dセンター」にはマツダの歴史的な名車や、貴重なクルマが保存されている。バックヤードを歩きながら、それらの一部を見学できる企画も、今回初の試みとして実施されていた。

マツダRX-01

ロータリーエンジンを初搭載したコスモスポーツや、三輪トラックのT1500、1995年の東京モーターショーに出展されRX-8のルーツとなった「RX-01」、モンテカルロラリーに出場したクラリオンRX-7(SA22)と、レーシングビートのRX-7(SA22)などにもここで出会える。

その他、ロードスターファンにはおなじみのBOW。さんのイラスト展や、キッズのためのペーパークラフト&塗り絵のコーナー、マツダ本社のNDロードスター生産ラインの動画なども楽しめる。

これだけ充実していて入場は無料。RCOJの会員以外でも、ロードスターオーナー以外でも、気軽に立ち寄ることができるのがうれしい。駐車場も完備していて無料で利用可能。すでに7月8日(土)に始まっているのだが、土日祭日オンリーでしかも、時間帯も12時~17時の限定オープン(※バックヤードツアー=MRYツアーは、日曜のみで12時~15時)。

2023年は7月30日が最終日なので、今からだと7月29日〜30日の2日間がラストチャンス。マツダの聖地巡礼を兼ねた大人の社会科見学として、足を運んでも決して損はしないはずだ。ちなみにRCOJメンバーとその同伴者限定となるが、最終日7月30日には、マツダ本社から製造、デザイン部門のエンジニアが参加して、“魂動デザインの実現”に向けた取り組みなどの紹介と来場者との交流会も開催される。なお、交流会は定員40人で、すでに満員とのことである。

●ロードスタークラブオブジャパン
https://www.open-inc.co.jp/rcoj/index.html

●イベントインフォメーション
https://www.open-inc.co.jp/rcoj/event_info/

●マツダR&Dセンター横浜(MRY)
神奈川県横浜市神奈川区守屋町2-5

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  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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