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日産「スカイライン」にはワゴンもあった! いつの間にかなくなった歴代ステーションワゴンを振り返ります【カタログは語る】

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎 七生人

幅広いバリエーションが豊富だった

続くジャパンの世代では、TIシリーズに1800GLとして1タイプのワゴンが用意された。セダン系のリアサスペンションが4リンクコイルスプリングなのに対し、ワゴンはリーフスプリングとそれまでの形式を踏襲。搭載エンジンはZ18型(105ps/15.0kgm)となり、カタログによればトランスミッションには4速フロアシフト、OD付き5速フロアシフト、そして日産マチック(AT、フロア)の3タイプの用意があった。

外観ではリアクォーターパネルにウインドウが設けられており、ラゲッジスペースは、ダブルフォールド式で折り畳んだ状態の後席背もたれ部分にもカーペットが付き、フラット状態のスペースが快適に活用できるようになっていた。写真のウッディサイドパネル、アルミロードホイールはオプションである。

変わって6代目、ニューマン・スカイラインの世代では、新たに登場した5ドアハッチバックが注目だった。「精悍なシルエットに豊かな空間を擁して誕生/スカイラインの伝統の走りと、5枚目のドアが可能にした、この豊かさ、この広さ。ハッチバックもスカイライン設計者が手がけるとこうなります」とカタログにも記されているが、諸元表を見て改めて驚くのは、4気筒で2機種(1.8Lと2L)、6気筒はターボ、ディーゼルを含め3機種と幅広いバリエーションが展開されていたということだ。

そしてもう1世代、7thスカイラインでは再び正統派のステーションワゴンが登場。搭載エンジンには4気筒の1.8Lのほかに6気筒の2L SOHCターボ(RB20ET型・145ps/21.0kgm)が設定されている。リアリクライニングシート、フリーシートセッター(高さ調節)、ランバーサポート、電磁式バックドアロックといった機能も設定され、「セダンをしのぐほどの豪華さと格調をもつ本格ステーションワゴン誕生」と謳っていた。リアサスペンションはパナールロッド付き5リンク式を採用していたのだった。

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  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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