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ついに理想のドライビングシューズを手にれた! ミズノ「ベアクラッチ」はペダルの操作性が抜群なだけでなく街歩きも快適でした

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TEXT: 塩見 誠(SHIOMI Makoto)  PHOTO: 塩見 誠

ペダルからのフィードバックは良好

では、実際に履いてみたインプレッションをお届けしましょう。まず運転時ですが、踵の収まりが良く中でずれないので、踵を固定してのペダル操作がしやすくなりました。ソール部分からのフィードバックもよく、ペダルに触れている感触もきちんと伝わってきます。この部分は他のドライビングシューズに引けを取らないものといえるでしょう。ヒール部分の内側が若干硬めとなっているのも、ブレーキペダルに対して真っすぐ踏める位置にヒールを固定し、右につま先を開いてアクセルペダルを踏むという動きを、自然なフィーリングでサポートしてくれます。

街を歩いたときの疲労感にも不満はありません。見た目上はソールが薄めなので、一般的なドライビングシューズにありがちな硬さを感じるかと思いがちですが、クッション性はありますし、たとえば点字ブロックを踏んだときのフィーリングも、一般的なスニーカーに近いものでした。すでにこのベアクラッチは、取材や買い物などに使い倒していますが、足が疲れる、と感じたことはありません。

履くときに気をつける点

次に、ベアクラッチを使っていて気になった点をお伝えしたいと思います。まずひとつ目は、ベロが柔らかいということです。ペダル操作はつま先を引き上げる動きをしますから、ベロが硬ければその動きを阻害する、だからベロは柔らかくする、ということはわかります。実際、ベアクラッチはつま先を引き上げる動きも非常にやりやすいものとなっています。

しかし靴を履くとき、ベロが中に押し込まれやすい、というのは気になります。可能であればもう少しだけベロを長くしてもらうか、あるいはストラップのようなものを付けてもらえれば、そこを引っ張りながら履くことでベロが中に押し込まれるのを防ぐことができるのでは、と思います。

街歩きは快適だけど、路面の熱が伝わりやすい

ふたつ目は、路面の熱が伝わってきやすいと感じられる部分です。ソールはクッション性はありますが、物理的には薄いものとなっています。それが原因かどうかはわかりませんが、真夏の直射日光下を長時間歩いていると、地面の熱さが感じられるようになってきました。ただ、日陰に入って少し経ったあと、次に日なたを歩くときには、しばらく経たないと地面の熱さが感じられませんでした。ソールの素材、あるいは構造的に、熱の吸収と発散が素早いのかもしれません。ただ、地面の熱さを感じるとはいっても、その熱が靴の中にこもる、ということはありませんでしたので、実用上の問題とはならないと思います。

そのソールに関してですが、濡れた路面で滑る、ということはありませんでした。耐油処理されたピットなど、濡れていると靴が鳴りやすいところで音が出る、ということもありません。そのため雨の日にソールが濡れたまま運転をしても、ペダルが滑るということはなく、普通に操作できます。これは日常使用と運転のしやすさを両立させるときに大事なポイントだと感じています。

これまで履いたドライビングシューズの中でも最上位

総合的に見て、ミズノ・ベアクラッチはこれまで履いてきた靴の中でも最上位に位置するものではないかと感じています。あとはどのくらいの耐久性があるのか、ですが、これを検証するには最低1年は履き続けなければいけないでしょう。その部分についてはまた後日、お伝えできればと思います。

次回はやはり日本製のドライビングシューズ、ネグローニのインプレッションをお伝えしたいと思っています。ネグローニは筆者自身は所有していませんが、みなさんご存知の山野哲也選手と、AMW編集部にも愛用者が複数名いることから、ご両人に使用感をうかがっていこうと思っています。

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  • 塩見 誠(SHIOMI Makoto)
  • 塩見 誠(SHIOMI Makoto)
  • 1965年生まれ。学生時代からオートバイとクルマに熱中し、自動車雑誌編集ののちフリーランスライターに。これまでAE86トレノ、CC72Vアルトワークス、E38AギャランVR-4RS、1980年式シロッコ、CD9Aランサー・エボリューション、プジョー306スタイルなど、クルマを乗り継ぐ。オートバイはCB250RS、RZ250、ZZ-R1100、T-MAXなどつねに複数台所有。現在の愛車はフタ桁ナンバーのアルファ ロメオ156V6とサーキット遊び用のNCP91ヴィッツRS・TRDターボM、JA45クロスカブ。
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