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バブル期の「三種の神器」のひとつだった「BBS」じつはメイド・イン・ジャパンの技術が世界で認められたホイールでした

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TEXT: 塩見 誠(SHIOMI Makoto)  PHOTO: BBSジャパン/AMW編集部

  • 複雑なメッシュデザインのアルミニウム鍛造1ピースホイールを世界で初めて実現。3ピースより強度にも軽量性にも優れる
  • 超超ジュラルミン鍛造1ピースホイールのRI-D。カラーはダイヤモンドゴールド
  • ハインリッヒ・バウムガルトナー(写真中央)、クラウス・ブラント(写真左)、マルチン・ブラウンガルト(写真右)
  • SEMA SHOWでの技術大賞受賞
  • 世界初のF1用マグネシウム鍛造ホイールを開発
  • 1990年代当時憧れた三種の神器「BBS」
  • 独自のメッシュデザインにより、軽量・高剛性なレース用鋳造3ピースアルミホイールを完成させた

クルマ好きで知らない人はいないBBS。でもじつはよく知られていないところを詳しく解説

クルマ好きならみんな知っている一番有名なホイールメーカーといえば「BBS」ではないだろうか。最近、世間をざわつかせるニュースが飛び込んできたBBSだが、誤解している人も多いかもしれない。ホイールメーカーとして一世を風靡し今なお大きな人気を誇るBBSについて、改めてその技術や歴史を振り返りながら解説しよう。

高額だからこそ価値があったBBSホイール

バブル期のころ、六本木などで見かけるBMWやメルセデス・ベンツは、かならずといっていいくらいBBSのホイールを履いていた。そういう人たちのほとんどはホイールの機能うんぬんではなく、お金持ちのアイコンとしてBBSのホイールを認識していたと思われる。時計でいえばロレックスみたいな感じで、機能ではなく値段でものを見ている人たちに、BBSのホイールは人気となっていた。

実際そのころのBBSホイールは高価だった。しかしそのプライスには理由がある。クルマ好きであるならどんな価値があってそのプライスとなっているのかを知っておきたいところだし、逆にいえばあきらかに他のものよりも機能的に優れているのなら、たとえ高価であってもそれを手に入れようとするはず。第一クルマというのがそういうものなのだから。

特徴的なメッシュデザインが誕生

ではなぜ、BBSが選ばれるのか。歴史からひも解いていこう。BBSはドイツ・シルタッハで1960年に創業された、クルマの整備工場が元祖となっている。創業者はハインリッヒ・バウムガルトナー氏で、氏は1961年からレース活動も開始し、チューニングに関するノウハウを積み重ねていった。

1966年、バウムガルトナー氏はBMWのレーシングコンストラクターとして知られるようになり、1970年には同郷の友人、クラウス・ブラント氏と自動車部品の製造をおこなう会社を立ち上げた。これがBBSのはじまりである。BBSとはバウムガルトナーとブラントのBB、シルタッハのSを組み合わせたもの。当初の製品はFRP製エアロパーツだったそうだ。

その後BBSは、ツーリングカーレースだけではなくフォーミュラカーなどのトップカテゴリーでも、ホイールの軽量化というものが徹底されていないことに着目。1973年に力学的に優れた独自のメッシュデザインを採用した、鋳造製法の3ピースアルミホイールを開発した。

しかし鋳造製法は、デザイン再現性に優れるという優位性はあるが、軽量高剛性という部分では金属に圧力を掛けて成型する鍛造製法には及ばない部分がある。そのことを理解していたBBSは、メッシュという複雑なデザインを再現できる鍛造製法の技術開発をはじめた。

アルミニウム製造が盛んな富山のメーカーが実用化

ちょうどそのころ、アルミニウム製造が盛んな富山県で、繊維編機用の大型糸巻きビームの製造販売会社として、ワシマイヤー株式会社が設立された。富山県は立山連峰を後背に持ち、黒部ダムでの水力発電をはじめとする豊富な電力に恵まれている。さらに良質な港を持つことから水運も盛んで、材料の搬入にも困らない。そのことが、大電力を必要とするアルミニウムの製造に適しているということから、多くのアルミニウム製造メーカーがあり、現在も日本有数のアルミ生産量を誇っている。当然そこには、アルミを加工するメーカーも多く存在し、さまざまな技術開発がおこなわれている。

ワシマイヤー社はそれらのライバルたちの中で、大きな耐荷重が求められるボビンの強度を満たすための技術開発を続け、素材を回転させながら分割鍛造するという技術を開発。比較的安価な設備で高品質アルミ鍛造製品をつくり出す技術を実用化させた。

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