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「イチキュッパ」のポルシェ991後期型「911GT3」を購入へ! 還暦前オヤジが「高額ローン組めるのか?」ドキドキ編【役物911長期レポ】

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TEXT: 為出 元基(TAMEIDE Motoki)  PHOTO: 銭田 豊裕/為出 元基

漢の120回ローンは諦め、返済期間短めの残価設定ローンで挑む

さて、どんなローンにするのか? 担当氏は「120回フルローンもありますよ」とは言ってくれたが、残り短いであろう現役人生を考えると10年という期間は現実的にムリがある。かといって短くすると月々の返済で苦しみそう。私の懐事情を察してか、年率1.9%の残価設定ローンをすすめてくれた。ポルシェのパワーローン(残価設定型)の場合だと実質年率2.9~3.9%と高めであるから、1.9%はありがたい。

担当氏いわく、新車だと短い期間など条件にもよるが50%くらいで残価設定できるという。残価率50%だとしたら半分だけローンすれば乗れちゃう仕組みだ。マジですか! すごい世の中になったものである。

さらに、今回は新車ではないのにも関わらず、GT3やV8系フェラーリ、空冷ポルシェなどは中古車であっても先々の市場価格が極端に下がることはないとされているようで、高めの残価設定が可能というから驚いた。なるほど、私のような車両金額相応のお金を持ち合わせていない人間でも、そんな高値のクルマに乗れる可能性があるわけだ。

「下取り車のことはいったん後に考え、暫定的に頭金200万として、残価をどこまで設定できるかクレジット会社と相談します。5年か6年のローンで考えましょう」

と担当氏は淡々と話を進めるのであった。

残価設定ローンの最大のメリットは、残価設定分を差し引いた分の金額でローンを組むため月々の返済額が抑えられる点にある。もちろん最終回は残価分がドカンと来る。アラカンのおっさん的には少しでも毎月の支払は抑えたいから、これは大きな魅力だ。これからの5、6年の間ならなんとか返済できそう=働けそうではある(まったく保証はないけれど)。

ただ利息は残価分を含む全額にかかってくる仕組みで、利息面ではフルローンより負担は多い。そこはあきらめるしかない。また、最終回に残価分が請求されるわけだが、支払えなければ売却し、その代金で充当する、もしくは再びローンを組み直すこともできる。これはその時になってみなければわからないが、選択肢があるのは助かる。

どれだけの残価率になるのか、果たして審査は通るのか?

あらためて感じたのは、結婚とか出産とかライフイベントが比較的早かったこともあって、アラカンの今ようやく教育費や住宅など大きなローンから解放され、肩の荷が少し降りた状態にいまあるということ。その分を部分的でもGT3のローンに充てられる可能性が出てきたというわけだ。これが買う気になった背景にある。人生の大きなライフイベントが2、3年でもずれていたら、おそらく還暦も過ぎ、買うこともままならず躊躇していただろう。ここまで平々凡々ながらやってこれたこともそうだが、購入のタイミング面でもラッキーだった。ありがたいことなのだとつくづく思う。

とはいえ、世帯年収的には1000万のローンが通るか通らないか程度と思われる。しかも、残価設定ローンは通常のローンより審査はキビシイと聞く。また2018年式走行2.5万kmのGT3に一体どれくらいの残価率が設定されるのかも気になるところ……。果たしてどんな審判が下されるのか? 書いているうちに自分でもなんだかドキドキして寝れなくなってきました(笑)。編集長、そしてこのグダグダな流れに付き合っていただいているみなさん、審査が通らなかったら、その時はごめんなさい!

* * *

経済的にも先行き不透明なアラカンのおっさんに、厳しめといわれる残価設定ローン審査は果たして通るのでしょうか? 結果やいかに。

■「役物911長期レポ」連載記事一覧はこちら

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