走行距離は3352kmと少ない
ビアンコ・レダとガーネット・レッドでカスタムされたレザー・トゥ・サンプルのインテリアに、ホワイトのペイントワーク。その見事なカラーコーディネイトは、918台の918スパイダーの中でもエレガントな仕様の最前線にあるといってもよいだろう。ほぼすべてのインテリアのディテールはオーナーの意向によって細かくモディファイされ、その美的感覚が非常に心地良い効果をもたらしているのは誰もが認めるところだ。
新車からわずか3人のオーナーしか経ていないこの918スパイダーは、現在の走行距離も約3352kmと短く、その美しいボディワークを保持するためにプロフェッショナルによるペイント・プロテクション・フィルムがボディ全体に施されている。
HVやBEVがますます広く市場で受け入れられるようになる中で、918スパイダーはポルシェの先進的なエンジニアリングの専門知識の高さを証明する1台。それはポルシェの未来への明るい展望として、将来にわたって輝かしく記憶される1台にほかならないのである。
ちなみに今回RMサザビーズは、この918スパイダーに190万〜220万ドル(邦貨換算約2億8120万円~3億2560万円)のエスティメートを掲げたが、残念ながら落札者は現れなかった。現在は200万ドル(同2億9200万円)のプライスを掲げ、同社のプライベート・セールで販売が継続されていることをお伝えしておこう。