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5速MTのBMWアルピナ「C2 2.5」をメインカーとして乗って22万キロ! ブレーキをマツダ「RX-7」とVW「コラード」用に換装した理由とは

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TEXT: 西川昇吾(NISHIKAWA Shogo)  PHOTO: 高柳 健(TAKAYANAGI Ken)

  • BMWアルピナ C2 2.5:メインカーとして、通勤や買い物などあらゆるシーンで活躍してきた
  • BMWアルピナ C2 2.5:取材時の総走行距離は22万kmとなっていた
  • BMWアルピナ C2 2.5:BMWのエンブレムは2002のものを流用。立体的な塗り方になっていて丈夫なのだそうだ
  • BMWアルピナ C2 2.5:
  • BMWアルピナ C2 2.5:現在はC2 2.5を温存するために、足車の国産車を増車したという
  • BMWアルピナ C2 2.5:純正のクラシック20スポークホイールも綺麗な状態
  • BMWアルピナ C2 2.5:長く乗っていても大きなトラブルには見舞われていないとのこと
  • BMWアルピナ C2 2.5:下まわりの防錆が劣化してきていることへ対応したいとのことだった
  • BMWアルピナ C2 2.5:購入時に装着されていなかったニコルステッカーを再発行してもらった
  • BMWアルピナ C2 2.5:2.5Lの直6エンジンはカタログ値で最高出力185ps
  • BMWアルピナ C2 2.5:社外製のエキゾーストマニホールドを装着している
  • BMWアルピナ C2 2.5:5速MTの個体に出会って思い切って乗り換えたそうだ
  • BMWアルピナ C2 2.5:内外装とも純正が美しく残っている
  • BMWアルピナ C2 2.5:フロントのブレーキはマツダRX-7(FD型)のキャリパーにとVWコラード用ローターに換装。リペイントしてALPINAロゴも入れている
  • 1986年式のE30型BMWアルピナ C2 2.5。オーナーの“simuzumi”さんは2008年に入手したという

純正の良さをキープしながらさりげなくカスタマイズ

BMW専門誌『BMW LIFE』が主催する初のオーナーズミーティング「BMW LIFE owner’s meeting」が、2024年10月27日に富士スピードウェイで開催。ミーティング会場となったP7駐車場には、全国から100台近い新旧さまざまなBMWが集まりました。今回は、BMWのE30型「3シリーズ」を名門アルピナがチューンした「C2 2.5」の綺麗な個体のオーナーに話を聞いてみました。

最初はスバル レガシィが欲しかったはずが……

この1986年式E30型BMWアルピナ「C2 2.5」のオーナーは“simuzumi”さん。車歴の序盤からE30に乗っているとのことで、E30の魅力にすっかり取りつかれているようであった。このように聞くと免許を取得する前からE30に恋焦がれていたようであるが、じつはたまたまE30を手にしてから、その魅力に目覚めたそうだ。

「このクルマの前はE30の320iに乗っていました。じつはその320iは当時の上司から譲っていただいた個体だったんです。正直、当時の自分はスバル レガシィが欲しかったのですが、実際に乗ってみたらすごく楽しいクルマでしたね。それまで国産車しか興味なかったのですが、自身のクルマへの価値観を変えてくれました」

そこから徐々にBMWについて調べていくこととなった“simuzumi”さん。するとアルピナへの憧れが徐々に大きくなっていくことに。そんな中で見つけたのがこのC2 2.5であった。

「アルピナに憧れていた時に、E30の5速MTの個体が出てきたんです。しかも破格の金額で、当時若かった自分でも出せる値段だったので、思い切って乗り換えました」

マツダRX-7用キャリパーとVWコラード用ローターに変更

2008年に購入してからは“simuzumi”さんのメインカーとして大活躍し、通勤や買い物などあらゆるシーンでこのC2 2.5を愛用。取材時の走行距離は22万kmとなっていた。その間に大きなトラブルはあったのか気になるところだが……。

「思ったより壊れないですね。一度オルタネーターの故障によって、高速道路で停車してしまった時は焦りましたが、それ以外は大きなトラブルはありません」

純正のよさをキープしつつ、さりげないカスタマイズと消耗品の入手のしやすさを考えた変更が行われているのが、“simuzumi”さんのC2 2.5のポイントだ。

「純正でも強化されたブレーキとなっているのですが、マツダRX-7(FD型)のキャリパーに、VWのコラード用ローターに変更しました。制動力向上というよりは、ブレーキパッドなどの消耗品の入手のしやすさを意識しましたね。あと地味なポイントかもしれないですが、BMWのエンブレムは2002のエンブレムを流用してます。立体的な塗り方になっていて、丈夫なんですよ」

また、「後期モデルはエキマニが入っているのが羨ましい!」とのことで、社外製のエキゾーストマニホールドを装着。意外と純正よりも静かになったそうだ。

そして純正らしさにはこだわっていて、購入時に装着されていなかったニコルステッカーを再発行してもらったそうだ。

「これが意外と大変で、普通に頼んでも売ってくれなくて、車検証のコピーとか送らなきゃいけなかったんですよ」

と、意外な苦労があったことを語ってくれた。

今後は温存モードにシフトして長く付き合っていく

現在はC2 2.5を温存するために、足車の国産車を増車したという“simuzumi”さん。今後はボディの塗装のヤレや、下まわりの防錆が劣化してきていることへの対応とレストアをしていきたいと語っていた。

普段の日常使いからスタッドレスタイヤを装着しての遠出もこのC2 2.5で行ったとのことで、たしかにC2 2.5は希少なモデルであるが、“simuzumi”さんにとってはそれ以上に代わりのない1台であることは間違いない。今後オドメーターがどこまで進むかも注目したいところだ。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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