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全身ドライカーボンのポルシェ「911」は約6000万円! 250キロ軽量化した究極のレストモッドはすべてメイド・イン・ジャパンでした

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TEXT: 勝村大輔(KATSUMURA Daisuke)  PHOTO: 勝村大輔(KATSUMURA Daisuke)

  • TOKYO CUSTOM WORKS ポルシェ 911:モノコック骨格以外は基本的に全て日本国内で製作した本物のドライカーボンのパネルで置き換えている
  • TOKYO CUSTOM WORKS ポルシェ 911:ボディ全体でおおよそ250kg軽量化されているだけでなく、半世紀近く経過して傷んだボディのレストレーションにもなっている
  • TOKYO CUSTOM WORKS ポルシェ 911:全てのパネルは純正パネルとの互換性を持っていて、取り付け方法なども同じと徹底している
  • TOKYO CUSTOM WORKS ポルシェ 911:足まわりは純正のFUCHS社製をオマージュした鍛造2ピースのROTIFORM FUCで、あえて純正同様の15インチをチョイス
  • TOKYO CUSTOM WORKS ポルシェ 911:エンジンもノーマルではなく、3.4Lまで排気量をアップしたチューニングユニットを搭載
  • TOKYO CUSTOM WORKS ポルシェ 911:インテリアもダッシュやドアパネルなど全てカーボン製で置き換えられている
  • TOKYO CUSTOM WORKS ポルシェ 911:センタートンネルやドアシル部分もカーボンとなっている
  • TOKYO CUSTOM WORKS ポルシェ 911:ポルシェのレストモッドカスタムの新たな方向性となりそうな1台となっている
  • TOKYO CUSTOM WORKS ポルシェ 911:ボディラインに対するカーボン目の美しさにも注目

930型をドライカーボンで武装してナローポルシェを再現

カスタムカーのビッグイベント東京オートサロンが2025年も1月10日~12日に開催され、3日間で累計25万人を超える来場者を数えました。ブースには合計で850台を超える車両が展示された中から、気になる車両やパーツ、ブースをピックアップ。今回は全身カーボンパネルとなったポルシェ「911」を紹介します。

全身にドライカーボンをまとい大幅な軽量化を実現

東京オートサロン2025の会場で異彩を放っていたのがこの全身カーボンをまとったポルシェ「911」だ。TOKYO CUSTOM WORKSのブースに展示されていたこのカーボンポルシェは、リアフェンダーが大きく拡幅されているため、「ナナサンカレラRSR」を彷彿させるボディラインを持っているのが特徴。気になる車についてお話を伺ってみた。

「このカーボンはラッピングでもなく、安価なウエットカーボンでもありません。基本のモノコック骨格以外は基本的に全て日本国内で製作した本物のドライカーボンのパネルで置き換えています。そのためボディ全体でおおよそ250kg軽量化されているだけでなく、半世紀近く経過して傷んだボディのレストレーションにもなっているんです」

高い技術力が生んだ美しいカーボン目

ベースとなっているのは1981年式ということで、実際にはビッグバンパー車がベースとなっているが、このクルマは1973年までの所謂ナロースタイルの外観を持つ。全てのパネルは純正パネルとの互換性を持っていて、取り付け方法なども同じと徹底している。これも冒頭に説明した通り、レストレーションのためのリプレイスメントパーツとしても使われることを想定しているからだ。

またボディラインに対するカーボン目の美しさにも注目したい。複雑な曲面で構成されるポルシェのボディにドライカーボンでここまで美しい織り目を出すのはかなり難易度が高いそうだ。

さらに今回展示されていた2台のうち、お話を伺ったチューニングエンジンを搭載している車両は、RUF社のコンプリートモデル同様レインガーターがない仕様となっているそうだ。

インテリアやエンジンにも手が入るレストモッド・ポルシェ

インテリアもダッシュやドアパネルなど全てカーボン製で置き換えられているほか、カーボンシェルを使用したBRIDEのHISTRIXのローバックシートを装着している。驚くべきはセンタートンネルやドアシル部分もカーボンとなっている点。カーボン化されているのは外観だけではないということが室内を見るとよく分かるのだ。

エンジンもノーマルではなく、3.4Lまで排気量をアップしたチューニングユニットを搭載。ロングファンネルが並ぶ6連スロットル仕様となっている。足まわりは純正のFUCHS社製をオマージュした鍛造2ピースのROTIFORM FUCで、あえて純正同様の15インチをチョイス。ポルシェのレストモッドカスタムの新たな方向性となりそうな1台となっているのだ。

ちなみに気になる価格は6000万円程度とのこと。メイドインジャパンの本格的カスタムとしては妥当なプライスと言えるのではないだろうか?

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