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19歳男子、トヨタ80系「スープラ」を購入…保育園児だったときに観た映画『ワイルド・スピード』に憧れて夢をかなえました!

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭(SATO Kei)

  • トヨタ スープラ:自分で買った初めてのアフターパーツがブリッツの車高調。スプリングはフロント14kg/リア10kgだがいずれレートアップの予定だ
  • トヨタ スープラ:迫力ある斜めシングル出しのブリッツ ニュルスペックR。下のトルクも上の抜けも不満はなく、スポーティな音質も気に入っている
  • トヨタ スープラ:3L NAの2JZエンジン。燃費は7〜8km/Lと決してよくないが、ターボに比べればまだマシだと割り切る。吸気系や冷却系はノーマル
  • トヨタ スープラ:購入したときに装着されていたワークのVS KF。サイズはフロントが8.5J×19でリアが9.5J×19だ。組み合わせるタイヤはケンダ
  • トヨタ スープラ:これから手を入れる予定のインテリア。現在はスパルコのステアリングのみだが、バケットシートに交換すれば雰囲気が一変しそうだ
  • トヨタ スープラ:ダッシュボードの上に飾られたJZA80スープラのミニチュア。奇しくも佐藤さんのマイカーと同じホワイトで揃えることができた
  • ミーティング会場はクルマドーカスタムファクトリー。店内には東京オートサロンに出展した歴代のデモカーが展示され注目を集めた
  • トヨタ スープラ:映画『ワイルド・スピード』を観て虜になったJZA80型スープラ。ナンバーは主演したポール・ウォーカーの誕生日に合わせて「912」だ
  • トヨタ スープラ:ノーマルから変えるつもりがないのはリアスポイラー。佐藤さんにとってスープラのアイデンティティといえる大切な部分だ
  • トヨタ スープラのオーナー佐藤立陽さんは、今回のイベントをはじめミーティングにも積極的に参加したいと話す。一緒に「ネクサスナイト」を満喫した奥山真衣夢さんと

保育園のときに見たスープラにひと目惚れ!

20代の若いクルマ好きたちが発案したミーティング「ネクサスナイト」が、2024年10月12日に岩手県のクルマドーカスタムファクトリーで開催されました。そこに山形県から駆け付けたトヨタ80系「スープラ」(JZA80)乗りの佐藤立陽さんは、弱冠19歳(取材当時)とイベントを体現するような若いドライバーです。

NAエンジンを搭載するSZを購入

佐藤立陽さんが、いつかトヨタ「スープラ」を手に入れると誓ったきっかけは、映画『ワイルド・スピード』の1作目だった。保育園のときにたまたま目にするチャンスがあり、ボメックスのエアロをまとったスープラ(JZA80型)にひと目惚れ。運転免許を手にする年齢になっても魅力は色褪せず、初めてのマイカーはスープラしか考えていなかった。

とはいえ生産が終了して早くも20年を超えており、コンディションのいい中古車は多くない状況だ。くわえてネオクラシックカーのブームで価格が高騰し、10代の若者にはなかなかハードルが高かったとか。

苦労の末に見つけたのがこのJZA80で、グレードはNAエンジンを搭載する「SZ」だ。スープラといえばどうしてもターボのイメージが強いが、NAも3Lの豊かなトルクと自然なフィーリングで、デビューした時から評価は決して低くなかった。走行距離は8万5000kmでチューニングも吸排気系やホイール程度と、極端に手を加えられていないため自分の好きなようにカスタムする楽しさもある。

購入後のトラブルは少ない

購入後のトラブルはパワステのポンプとタペットからのオイル漏れくらいで、エンジンやトランスミッションといった大物はいたって快調だと佐藤さんは話す。学校を卒業してからは徐々にカスタムを進めていく。初任給を注ぎ込んだのはブリッツの車高調。ストリートでは乗り心地もよく軽快に走ってくれるが、ロールを減らすためスプリングの変更を検討している。

マフラーは同じくブリッツのニュルスペックRで、NA専用の設計で低〜中速のトルクを損なわず、高回転ではNAらしい吹け上がりのよさを体感できる。今後はエクステリアに手を付ける予定で、目指すスタイルは「スタンス系」だ。

ただしノーマルのイメージを大きく変えようとは考えておらず、JZA80スープラを象徴するリアスポイラーは純正にこだわりたいとか。追加したいのは純正オプションとして設定されていたサイドステップとマッドガードだが、当然ながら新品は手に入るはずもなく中古パーツをインターネットなどで探している。

フロントはトラストのリップスポイラーでサイドおよびリアとのバランスを取る。またインテリアではシートを左右ともスポーティなバケットに交換し、ローポジションのレールでアイポイントを下げるのが当面の目標だ。19歳で幼いころからの夢を叶えた佐藤さん、初めての愛車が一生モノになりそうな予感だ。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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