『ワイスピ』3作目で最も目立っていたヴェイルサイドのフォーチュンモデル
2024年11月24日に富士スピードウェイで開催された「FUELFEST JAPAN」には多くのカスタム車が全国から集まり、中でも映画『ワイルド・スピード』シリーズの劇中車にインスパイアされたクルマを数多く見ることができました。そんな中から、今回は第3作目『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』で登場した、ヴェイルサイドの手がけたマツダ「RX-7」を紹介します。
劇中車を完全再現したボディ
今回のイベントで、最も多い台数が集まったモデルがマツダ「RX-7 ヴェイルサイド フォーチュン」だ。シリーズ3作目の『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』でハンが乗り、渋谷や新宿でのカーチェイスを繰り広げた。
オレンジとブラックのツートーンカラーが特徴のド派手なこのクルマを覚えている人も多いはずだ。ベースとなっているのはFD3S型RX-7で、その面影が残っているのはルーフラインとテールランプくらい。それ以外はすべてオリジナルのボディラインとなっている力作なのだ。ちなみにフォーチュンモデルは今でも中古車両が高値で取引されるなど、人気は全く衰えていないそうだ。そんな中から、今回は“まいるどスピード”さんが乗る1台を見ていこう。
もともと『ワイルド・スピード』シリーズの中でもとくに第3作目が大好きな“まいるどスピード”さん。さらにロータリーエンジンが大好きなこともあり、やはり劇中車の中で最も気になるのはRX-7のフォーチュンモデルだったという。こうした経緯から、今から6年前に憧れのフォーチュンモデルを入手した。
「ボディカラーはソリッドオレンジにしている人が多いですが、このクルマは劇中車と同じキャンディオレンジになってます。塗り分けのラインと平行にリベットの頭のような突起が並んでますが、これは鎧をイメージしたものだそうです。あらためてフォーチュンモデルはすごいクルマですね。20年も前のデザインとは思えません」
今後の課題はこの状態をより長く維持していくこと
じつはこのクルマ、会場内の数あるフォーチュンモデルの中から、オープニングでゲストとして来日したハン役のサン・カン氏がドライブして登場する大役に大抜擢されただけでなく、劇中車エリアにディスプレイされ、多くのギャラリーの注目を集めていた。
「ボディは劇中車をしっかりと再現していますが、ホイールだけは微妙に違うんです。本来ヴェイルサイド製なんですが、このクルマは形状が似ているWORK製GNOSIS GR203をチョイスしてます。リアにオーディオは組んでませんが、このスタイルが気に入ってるのでとりあえずこのままですね。あまり乗らないんですが、大事にキープして行くのが目標です」
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)