約13年のモデルライフに幕を下ろすカローラアクシオ/フィールダー
トヨタ「カローラアクシオ/フィールダー」は2012年にトヨタ自動車東日本の宮城工場で生産を開始。2019年に新型「カローラ/カローラツーリング」が登場して以降も、需要が高く併売されていました。しかし、2025年10月にいよいよ生産終了となることがアナウンスされました。そして時を同じくして、カローラフィールダーをベースとしている光岡「リューギ ワゴン」が限定20台の特別仕様車を発表しました。
貴重な5ナンバーサイズのセダン/ワゴンとして人気を博した
2025年2月14日、トヨタ自動車は5ナンバーサイズセダンの「カローラアクシオ」とステーションワゴンの「カローラフィールダー」、そしてカローラアクシオベースの教習車の生産を2025年10月末で終了することを発表した。
カローラアクシオ/カローラフィールダーは、2012年5月に登場。カローラの原点に戻り「大人4人が、安心・安全、快適に長距離を移動できるミニマムサイズのクルマ」をテーマにすべてを見直し、新コンセプト“ビッグスペースコンセプト”に則ったコンパクトセダン/ステーションワゴンとして開発された。
コンパクトカー「ヴィッツ」のプラットフォームを採用し、小回りがきくコンパクトなボディの中に、大人4人がゆったりと過ごせる快適な室内空間と安心して運転できる広々とした視界を確保したのが特徴。また、カローラアクシオ/フィールダーは2011年稼働を開始した最新鋭のトヨタ自動車東日本の宮城工場で生産され、東北生まれの日本のカローラとして話題となった。
2019年にTNGAプラットフォームを採用した新型カローラ/カローラツーリングが登場した後も、カローラアクシオ、カローラフィールダーは併売されてきたが、2025年10月で販売終了となる。
地方でのタクシーや教習車として使用されているカローラアクシオ/カローラフィールダーだが、じつはクラシックテイストのコンプリートカー製作で人気の光岡自動車が、これらをベースに「リューギ」というモデルを販売している。
限定20台でクロスオーバーテイストの特別仕様車をリューギ ワゴンに設定
このカローラアクシオ/カローラフィールダーの終売を受けてなのか、2025年2月21日に光岡自動車は「リューギ ワゴン」に限定20台の特別仕様車「リューギ ワゴン アドベンチャー」を投入することを発表した。
リューギ ワゴン アドベンチャーは、シックでクラシカルなイメージの標準仕様のリューギ ワゴンとは異なり、「あそび心」をテーマとしたアースカラー基調の専用ボディ2色を用意。アウトドアをはじめとしたさまざまなシーンにマッチする、深い渓谷を思わせる静かな色合いの「せせらぎブルー」と、美しい翡翠(ひすい)をイメージした柔らかい色合いの「ヒスイグリーン」となっている。
インテリアは、トレッキングシューズをイメージした専用のレザーシートを採用。それぞれのボディカラーとコーディネートした同系色2色を用意し、冒険心を感じさせるデザインとなっている。

さらに、アクティブなスタイルを引き立てる専用ディーラーオプションとして、「15インチタイヤ&アルミホイールセット」をはじめ、「ルーフラックセット」も用意されている。
1.5Lガソリン車で駆動方式は2WDのみとなるリューギ ワゴン アドベンチャーの車両本体価格は438万9000円(消費税込)となっている。貴重な5ナンバーサイズのステーションワゴンを手に入れる最後のチャンスとなるかもしれないので、気になる人は即アクションを。











































