160台以上のクラシック・ミニが集まった
ちなみにイベントタイトル「ミニ カーブーツ ミーティング」にある「カーブーツ」とは、イギリスでのクルマのトランクの呼び名。そこに自分では不要になっても、他の人には必要があるかもといったモノを詰めてのフリーマーケットが、イギリスでは現在も毎週末、各地で行われているそうだ。
辻さんは、
「日本でも物を大切にする文化があったはず。クラシック・ミニを大切に乗る自分たちに通じるものがあるし、テーマがあった方が面白い」
と、今回のミニ カーブーツ ミーティングを企画したという。
その思いには多くのオーナーたちも共鳴し、160台プラスアルファのクラシック・ミニで埋め尽くされたパドック。参加者の愛車の周りにそれぞれが持ち寄った不用品(お宝)を並べたフリーマーケットや、世界観を表すディスプレイを施した愛車自慢など、思い思いに楽しんでいた。
また、この日の筑波サーキットのコースではスーパーバトルオブミニが行われたため、チューニング度合いに応じてクラス分けされたクラシック・ミニはもちろん、1960年代の葉巻型フォーミュラカーなどの白熱の走行をBパドックのスタンドから観戦できた。初めてレースを観戦する人も、クラシック・ミニのサーキットでのポテンシャルを目の当たりにすることで、愛車により愛着を感じたことだろう。
「クルマを軸に他の趣味も共有できる仲間と知り合えるなんて、やっぱりクラシック・ミニならではじゃないかな、と思いついたミニ カーブーツ ミーティングでした。こうして多くの人の笑顔を見ると開催して本当に良かったなと感じています」
と辻さん。3月2日、ミニの日に初開催となるミニ カーブーツ ミーティングは盛況のうちに幕を閉じた。

































































