クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CLASSIC
  • 昭和のマツダ「サバンナRX-3」だけでも8台所有! プロ絶賛!! 1974年の「寺田陽次郎仕様」は「今のクルマと変わらないフィーリング!」
CLASSIC
share:
昭和のマツダ「サバンナRX-3」だけでも8台所有! プロ絶賛!! 1974年の「寺田陽次郎仕様」は「今のクルマと変わらないフィーリング!」

昭和のマツダ「サバンナRX-3」だけでも8台所有! プロ絶賛!! 1974年の「寺田陽次郎仕様」は「今のクルマと変わらないフィーリング!」

投稿日:

TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 平田 勝(HIRATA Masaru)/奥村純一(OKUMURA Junichi)

  • マツダ サバンナRX-3 1974年 富士スーパーツーリングレース 寺田陽次郎仕様:車内もレーシーな装備で造り込まれている
  • マツダ サバンナRX-3 1974年 富士スーパーツーリングレース 寺田陽次郎仕様:運転席にだけバケットシートを装着している
  • マツダ サバンナRX-3 1974年 富士スーパーツーリングレース 寺田陽次郎仕様:ノーマルのインパネを活かしつつ、メーターを追加している
  • マツダ サバンナRX-3 1974年 富士スーパーツーリングレース 寺田陽次郎仕様:プロレーシングドライバーとして活躍した谷川達也選手もドライブ
  • 箱車の祭典には複数のサバンナRX-3が参加
  • マツダ サバンナRX-3 1974年 富士スーパーツーリングレース 寺田陽次郎仕様:このサバンナRX-3は16年前に買ったクルマで、ノーマル状態で乗り始めた
  • マツダ サバンナRX-3 1974年 富士スーパーツーリングレース 寺田陽次郎仕様:フロントセクションに積んでいるロータリーエンジンは13Bのペリフェラルポート仕様
  • マツダ サバンナRX-3 1974年 富士スーパーツーリングレース 寺田陽次郎仕様:「パワフルなロータリーエンジンとトランスミッションのフィーリングは、今のクルマと変わらない」と谷川選手がコメント
  • マツダ サバンナRX-3 1974年 富士スーパーツーリングレース 寺田陽次郎仕様:富士スピードウェイでのマツダファンフェスタにおいても快調だったそうだ
  • ギャラリーを楽しませたサバンナRX-3 1974年 富士スーパーツーリングレース 寺田陽次郎仕様

8台所有しているうちの2台が富士スピードウェイを走った!

日産ワークスの「ハコスカGT-R」が、初めてロータリー軍団に敗れたのは1971年の富士TTレースでした。このレースで優勝したのはワークスのマツダ「サバンナRX-3」。アクシデントが続出し、雌雄を決する1戦とはなりませんでしたがサバンナRX-3の強さが垣間見れました。今回は、箱車の祭典2024にエントリーした「サバンナRX-3 1974年 富士スーパーツーリングレース 寺田陽次郎仕様」を紹介します。

エンジンは13Bのペリフェラルポート仕様

ここで紹介する1977年式のマツダ「サバンナRX-3 マツダオート東京 寺田陽次郎仕様」は辻 良冶さんの愛車で、カラーリングが異なる2台のサバンナRX-3を箱車の祭典2024のため富士スピードウェイに持ち込んでくれた。

「このサバンナRX-3は16年前に買ったクルマで、ノーマル状態で乗り始めました。それから、いろいろやって、この仕様になりました。現在フロントセクションに積んでいるロータリーエンジンは13Bのペリフェラルポート仕様で、調子がいいです」

辻さんはサバンナRX-3をたくさん所有していることで知られているが、今回、走行枠の合間に改めて確認してみたら全部で8台もあった。

「8台のうち、2台が寺田陽次郎さん仕様で、その他は街乗り用と、これから直す予定のクルマです。今回持ち込んだサバンナRX-3 1974年 富士スーパーツーリングレース 寺田陽次郎仕様レプリカも、2024年10月19日〜20日の富士スピードウェイでのマツダファンフェスタで走らせました。そのときから快調だったので、きょうの箱車の祭典でも状態がいいです」

谷川達也選手も高評価の1台

会場には、1992年にレースデビューし、その後、プロフェッショナルレーシングドライバーとして第一線で活躍した谷川達也選手が来場した。辻さんの愛車であるマツダ サバンナRX-3 1974年 富士スーパーツーリングレース 寺田陽次郎仕様レプリカに乗り込み、箱車の祭典2024において走らせた。GT500/GT300クラス、全日本F3選手権、スーパー耐久シリーズ、アジアン・ル・マンシリーズ、マカオGPなどで輝かしい戦績を遺してきた名ドライバーは、走行終了後にこのようにコメントしてくれた。

「パワフルなロータリーエンジンとトランスミッションのフィーリングは、今のクルマと変わらないことに驚きますね。加速感も昨今のクルマと似たような感じで、乗っていて本当に気持ちいいです。車重が軽いこともありますが、ブレーキのフィーリングも悪くないです」

谷川選手は、幼少の頃から憧れていたレースの世界に飛び込み、当時の入門カテゴリーであったFJ1600に参戦。2年目で年間チャンピオンを獲得し、上級カテゴリーにステップアップしていった。

タイムアップを目指したいクルマ好きのコーチングなども手がけている谷川選手の分析は的を射たもので、辻さんが製作した2台のサバンナRX-3(とくにマツダ サバンナRX-3 1974年 富士スーパーツーリングレース 寺田陽次郎仕様)はバランスがいいのであった。

すべて表示
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
著者一覧 >

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS