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Z世代がマツダ「ロードスターNR-A」を新車購入してワンメイクレースに挑戦!「最新型だし」と意気揚々と臨んだ富士の開幕戦…結果は?

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TEXT: 西川昇吾(NISHIKAWA Shogo)  PHOTO: 小瀬広明(KOSE Hiroaki)

前着の28号車とは0.073秒差のギリギリバトル

迎えた決勝、このレースの面白いところはグリッドに向かうラップでは同乗走行が可能となっていることだ。この光景はパーティレースらしいと言える。ただ、この時ものんきなドライブなどはできない。雨が弱まり路面の状況が変わっているからだ。戦略的にチェックする必要がある。

今回グリッドでは、筆者が事務局スタッフを務めているKYOJO CUPに昨シーズン参戦していた前田琴未選手にパラソルを持っていただいた。今シーズンはKYOJO VITAに参戦中だ。

ローリングスタートのため、セーフティカー先導で1周し、1コーナーへ! アウト側からのスタートだが、イン側の混戦を潜り抜けてポジションを上げることができた。

「このままシングル順位まで行こう!」と意気込み、続くコカ・コーラコーナーを抜けていく。続く100R、ここでのウエットラインはアウト側だが、「乾き始めているかな?」と思い、ややイン側へマシンを走らせた。これが失敗だった。リアが流れ始めてタイムロス。せっかく上げた順位を落としてしまうこととなった。

オープニングラップは全体ではポジションを上げられたものの、クラスポジションは変わらずで終えた。その後大きな順位変動はなかったが、レース中盤はクラス違いの28号車 竹田選手とバトルを展開。やや離されるシーンもあったが、終盤で追いつき最終ラップの最終コーナーでオーバーテイク。しかし、富士の長い直線では再びスリップに入られてしまい。わずか0.073秒差で負けてしまった。最終的に結果はクラス14位、総合16位となった。

* * *

地元富士ということもあり上位進出を狙っていたが、このシリーズのレベルの高さに打ちのめされた感覚だ。気持ちを引き締めて、4月7日にスポーツランドSUGOで開催される第2戦に備えようと思う。それにしてもこのウエットの中で接触することもなく無事に走り終えることができた。協力、応援して下さった皆様ありがとうございました! 次戦はより良い報告をできるように精進してまいります!

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