4ドアセダンのサバンナを月例ミーティングで発見
毎月第3日曜日の早朝になると、東京の奥多摩湖の駐車場にどこからともなく旧車が集結します。じつはこれ、地元では知る人ぞ知る月例ミーティング「東京旧車会ミーティング」なのです。そこで年の瀬迫る2024年12月15日に早朝の会場で出会った気になる1台にフォーカス。今回は、非常に珍しいサバンナの4ドアセダンを紹介します。
ロータリーエンジン搭載のファミリーセダン
会場の奥の方でマツダ「サバンナRX-3」のフロントグリルを発見。近づいて見ると、なんと4ドアセダンではないか。多くの人はフロントマスクをサバンナ顔に変更した「グランドファミリア」と思っていたようだが、会場に入ってきたときの排気音とリアに回った際に発見したトランク左端の「RE120 AP」というエンブレムから、ロータリーエンジン搭載車のようだ。つまりこのクルマは非常に珍しいサバンナの4ドアセダンということになる。オーナーの新垣(シンガキ)さんに話を伺ってみた。
「このクルマは今から11年前に沖縄に住んでいるときに手に入れました。前オーナーは沖縄在住のマツダマニアの方で、状態はかなり良かったです。その後私が東京に出てくるのに合わせて持ってきました。じつは18歳の頃にこの4ドアに乗っていたことがあって、奥さんとデートした思い出のクルマだったんです。だからもう一回乗りたくて探しました。一説によるとセダンの現存台数は50台未満みたいですね」
レストアを経てボディ復活! 内装はオリジナルという貴重な個体
新垣さんが入手したのは、1976年式の「サバンナGR」というセダンでは上位のグレードだ。初代サバンナはデビュー当初コスモスポーツと同じ10A型ロータリーエンジンを搭載していたが、オイルショックを機にマイナーアップデートをし、1975年の度排ガス規制に適合した12A型ロータリーに変更となり、AP(Anti Pollution)シリーズとなる。このクルマもそんな12A型搭載車で、リアトランクにAPのバッジが貼られているのが特徴だ。
ボディは一度同色でリペイントしているが、基本的にはストックのまま。唯一リアクォーターのバッジのみ輸出仕様の赤いサイドマーカーに交換されているそうだ。ちなみに内装はまったく手を加えていないオリジナルのままで、非常にキレイな状態をキープしている。
念願叶って再び手に入れたセダンをライトチューンで楽しむ
車高調はブリッツ製で、フロントをワンオフで製作。リアはSA22型サバンナRX-7を流用し、ホイールはワタナベを装着している。エンジンは13B型にスワップすることも考えたそうだが、車検証を汚したくないとあえて12A型にこだわり、オーバーホール時にハウジングをサイドポート加工してWeber 48IDAのキャブレターとERC社製のステンレスマフラーを装着。ロータリーらしいサウンドを奏でながら、キビキビと走る楽しい1台となっている。

「セダンのボディパーツはかなり苦労してますが、じつはサバンナって大量に輸出されているので、海外でパーツを入手できるケースが多いんです。基本的には今の状態で満足していますが、維持するためのパーツ収集は欠かせませんね」
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)



























































