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歴代プレリュードが集結! 24年ぶりに登場する新型モデルが待ち切れない!?「オートモビルカウンシル」ブースでのホンダのコピーにハートが熱くなる!

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TEXT: 原田 了(HARADA Ryo)  PHOTO: 原田 了(HARADA Ryo)

  • 1978年ホンダ プレリュード(初代)
  • 1978年ホンダ プレリュード(初代)
  • 1982年ホンダ プレリュード(2代目)
  • 1982年ホンダ プレリュード(2代目)
  • 1991年ホンダ プレリュード(4代目)
  • 1991年ホンダ プレリュード(4代目)
  • 1996年ホンダ プレリュード(5代目)
  • 1996年ホンダ プレリュード(5代目)
  • ホンダ プレリュード プロトタイプ(2025年秋)
  • ホンダ プレリュード プロトタイプ(2025年秋)
  • ホンダ プレリュード プロトタイプ(2025年秋)
  • オートモビルカウンシル2025のホンダ・ブースに掲示されていたコピー『Hondaは走り。だろ?』
  • オートモビルカウンシル2025には、歴代モデルが展示された
  • 1987年ホンダ プレリュード(3代目)
  • 1987年ホンダ プレリュード(3代目)

24年ぶりにプレリュードが登場

ホンダは、年初に開催された東京オートサロン2025の「Honda Sportsプレスカンファレンス」において、新型プレリュードを2025年秋に発売予定であることを発表していました。そして2025年4月11日〜13日に開催されていたオートモビルカウンシル2025では深紅に塗られたプレリュード プロトタイプを展、今回は初代モデルから振り返ります。

歴代のプレリュードには最新の技術が盛り込まれていた

プレリュードの初代モデルは1978年の秋、ホンダの新販売チャネルとなるベルノ店の発足に合わせて登場している。立ち位置としてはホンダの基幹車種であるアコードの2ドアクーペということになるが、メカニズム的にもアコードと同形式のサスペンションを持ったボディに同じエンジンを搭載し前輪を駆動するパッケージングも同様で、スタイリングでも同時期のアコードと同じデザイン言語を採用していた。

1982年にフルモデルチェンジを受けて登場した2代目プレリュードは、デートカーと呼ばれるジャンルを創出したが、もちろんその本質はこんな軽佻浮薄なワードで表されるものではなかった。フロントサスペンションに、ダブルウィッシュボーン式を採用したのもフロントボンネットを下げてスタイリッシュに見せること以上に期待するサスペンションジオメトリーを目指しての採用だったと記憶する。

そう、歴代のプレリュードには最新の技術が盛り込まれているが、それもこれも走りを追求した上での結果。オートモビルカウンシル2025のホンダ・ブースに掲示されていたコピー『Hondaは走り。だろ?』はまさに言い得て妙だ。

初代モデルこそ排気ガス対策に秀でたCVCCエンジンのみを搭載していたが、2代目以降にはツインカム・ユニットが用意されるようになり、3代目以降ではVTECも選べるようになっていた。グレード的にも、サーキット走行にも特化したタイプRこそ用意されてはいなかったが、Siはもちろん、5代目モデルではType Sもラインアップに加わっていた。

しかも、ただ単にハイパワーエンジンにコンバートしただけでなく、またサスペンションを強化しただけでもなく、2代目には日本初の4wA.L.B.(4輪ABS)を装備。3代目ではサスペンションを4輪ダブルウィッシュボーンにコンバートし、量産乗用車では世界初となる機械式4WSも採用した。

スポーツ・クーペからスペシャルティ・クーペに回帰

ただし、より走りに特化し“スポーツ・クーペ”を謳った4代目はバブル崩壊という時代背景も影響したのか営業的に苦戦し、1996年に登場した5代目では、よりマイルドなコンセプトの“スペシャルティ・クーペ”へと回帰。それでもType Sには、のちにホンダ独自のSH-AWDに発展するATTS(左右駆動力分配システム)が採用され、SiR S specにはビスカスLSDを標準で装備。またAT仕様にはSマチックと呼ばれる新開発のシーケンシャルモード付き4速ATを採用するなど、エンジンだけでなくシャシーも含めて走りに対する追求は歴代モデルで変わることはなかった。

ということで気になるのが今秋登場予定の6代目だ。詳細なスペックは未だ公表されていないものの、現行シビック(FL型)Type Rのプラットフォームをベースにホイールベースを少し短縮。ハイブリッド「e:HEV」の新世代システムと新機能「ホンダS+シフト」を搭載するとも噂されている。新しいメカニズムを盛り込んで走りを追求しながらも、その“走り”はType Rとは一線を画したものとなるはずだ。若いころにデートカーに乗っていたかどうかはともかく、大人が愉しめるプレリュードには期待大だ。

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  • 原田 了(HARADA Ryo)
  • 原田 了(HARADA Ryo)
  • ライター。現在の愛車は、SUBARU R1、Honda GB250 クラブマン、Honda Lead 125。クルマに関わる、ありとあらゆることの探訪が趣味。1955年、岡山県倉敷市生まれ。モータースポーツ専門誌の地方通信員として高校時代にレース取材を開始。大学卒業後、就職して同誌の編集部に配属。10年間のサラリーマン生活を経て90年4月からフリーランスに。モータースポーツ関連の執筆に加え、オートキャンプからヒストリックカーイベントまで幅広く取材。現在ではAMWに、主にヒストリー関連コラムを執筆。またライフワークとなった世界中の自動車博物館歴訪を続け、様々な媒体に紹介記事を寄稿している。
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