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ジウジアーロが昭和に手掛けたマツダ「S8P」が展示! ユーノス「500」などデザインヒストリーに欠かせないエポックな5台が集結

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TEXT: 原田 了(HARADA Ryo)  PHOTO: 原田 了(HARADA Ryo)

マツダのデザインテーマを具現化したモデルも展示

一方、ユーノス500と3台のコンセプトモデルだが、これらはすべてマツダのデザインテーマを具現化したモデルとして、マツダのデザインストーリーを描くうえで重要なポジションに置かれるモデルである。例えばユーノス500。

当時のマツダの販売チャネルであるユーノス店の上級モデルとして開発された5ナンバーサイズのプレミアムセダン、ユーノス500は、今回のオートモビルカウンシルで企画展が開催されている匠のデザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロが「世界でもっとも美しい小型サルーン」と評したことでも知られている。こちらは1990年代のデザインテーマだった「ひびきのデザイン」を体現したモデルとなっていた。

2005年の第39回東京モーターショーに出展されていたマツダ先駆(せんく)は「Nagare(ながれ)」のデザインテーマに影響を与えた。2017年の第45回東京モーターショーでお披露目されたマツダ 魁 CONCEPT(マツダ・カイ・コンセプト)、マツダ VISION COUPE(マツダ・ビジョン・クーペ)の2台は現在の「魂動」デザインを象徴している。いずれもマツダのデザインヒストリーには欠かすことのできないエポックなモデルとなっている。

この辺りも「過去が見た未来」というより「現在(いま)が見据えた未来」とでも表現すべきクルマの、そしてそのデザインの存在を強く主張しているように思えてならない。

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  • 原田 了(HARADA Ryo)
  • 原田 了(HARADA Ryo)
  • ライター。現在の愛車は、SUBARU R1、Honda GB250 クラブマン、Honda Lead 125。クルマに関わる、ありとあらゆることの探訪が趣味。1955年、岡山県倉敷市生まれ。モータースポーツ専門誌の地方通信員として高校時代にレース取材を開始。大学卒業後、就職して同誌の編集部に配属。10年間のサラリーマン生活を経て90年4月からフリーランスに。モータースポーツ関連の執筆に加え、オートキャンプからヒストリックカーイベントまで幅広く取材。現在ではAMWに、主にヒストリー関連コラムを執筆。またライフワークとなった世界中の自動車博物館歴訪を続け、様々な媒体に紹介記事を寄稿している。
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