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テスラ3台体制でJEVRAに参戦!日本のEVレースを盛り上げようとしているアメリカのビジネスマン

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)

新たなドライバー2名を起用し、3台で挑む

ジャスティス氏は自らテスラ モデルYのステアリングを握って2024年からJEVRAシリーズに参戦をした。2024年シーズンはJEVRA第3戦袖ヶ浦(SUVクラス2位/総合10位)、第4戦もてぎ(SUVクラス優勝/総合6位)、第5戦富士(SUVクラス2位/総合6位)を経験。

そして千葉泰常オーナーが亡くなったことで活動が休止となったチーム・タイサンの所有していたJEVRA参戦車両のテスラ5台を一括購入。最終戦の筑波戦に自身がモデルS Pladに乗り、モデル3にはタイサンでJEVRAに参戦していた地頭所選手を起用して2台体制で参戦。地頭所選手は優勝したものの、ジャスティス氏は予選で、JEVRA史上最大のクラッシュと言われるほどの事故で決勝レースには進めなかった。

今回はその大破したNo.524モデルS Plaidに地頭所選手。そして新たな起用したドライバー2名がモデル3(No.321に澤田晴輝選手、No.319に遠藤幸和選手)という3台体制で参戦。

結果、澤田選手は総合3位で表彰台に上がった。地頭所選手の乗るモデルSは修理が完全には終了していなかったようだが、総合5位。遠藤選手は総合6位でレースを終えている。

「EVってある意味では文明を変えるくらいの力を持っているかもしれないと思っている。そんなEVをもっともかっこよく見せるのは、やはりレースだと思う。チームには現在、テスラが5台あり、ドライバーを募集しています。現在は5台だけだけど、もっとやりたい人が増えればまだまだ車両は増やすことができるし……。ほかにも、サーキットのインフラを整備できたらEVによる耐久レースだって夢ではない、と考えています。サーキットの関係者はみな口をそろえて『いつかはやりたい』と言うけれどなかなか進まない。スーパーチャージャーを置いてくれるサーキットも募集しています。僕の夢はガソリン車のレースよりEVのレースが有名になる、そこまでやっていきたい。子どもたちがガソリン車のレースマシンとEVのレースマシンを見て半分以上がEVのほうがかっこいいと言ってくれるような、そんな世界を作りたいと思います」(ジャスティス氏)

EVレースをもっとメジャーに押し上げる、そんな目標を持つ頼もしいチームオーナーの今後の活動に期待したい。

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  • 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)
  • 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)
  • 1969年生まれ。美術大学で日本画を学んだ後に、編集プロダクション数社を経てフリーランスライター&フォトグラファーに。編集者時代にかかわってきたモータースポーツ取材を続け、現在も2輪4輪問わず国内外のサーキットやラリーシーンを取材している。日本モータースポーツ記者会会員。
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