アキュラ TSX仕様のアコードツアラー
ここ最近は昔のように見た目が大きく異なるUSDMカスタムの人気は縮小気味ですが、カスタムカーが集結するイベントで元気なUSDMカスタムを発見。それが、アキュラ「TSX」仕様に化けた「アコードツアラー」です。オーナーの村田さんに話を伺いました。
地道な調査と作業で北米仕様パーツに交換
「以前は2017年式のシボレー カマロに乗ってたんですが、今から2年ほど前に2008年式のホンダ アコードツアラーに乗り換えました。そもそも国内ではマイナー車種なんですが、さらにUSDMカスタムをしているクルマは少ないと思います」
と、2025年3月23日に茨城県・稲フォルニアイベントスペースで開催されたHotsprings(ホットスプリングス)に、ホンダ「アコードツアラー」で参加した村田さんは話す。
アコードツアラーは、北米市場ではアキュラブランドのステーションワゴン「TSX」として販売されていた。ボディ形状こそ共通だが、アキュラと異なるブランドで展開されているため細かな部分にホンダとは差異がある。とくに、アキュラのエンブレムが装着されたフロントグリルはデザインも異なるまったくの別もので、ほかに車名が入ったバッジなども交換が必要となる。
さらに、世界的にも独特な交通法規を持つ北米仕様は、ヘッドライトやテールランプも日本仕様とは異なり、リフレクターやサイドマーカーを備えるなど特殊だ。そのため、これらのパーツもUSDMカスタムの際には交換の対象となる。
村田さんのアコードツアラーも、これらの差異を徹底的に調べた上でパーツを変更。外観はTSX仕様となっている。そのうえでルーフはブラックにペイントし、ルーフレールを外すなどのカスタムも施している。
あえてエアサスではなくナマ足で低車高に挑む
低車高車の足まわりはエアサスが主流ではあるが、村田さんはあえて“ナマ足”、つまり通常の金属バネを持つ車高調整式サスペンションで低い車高に挑んでいる。CUSCOの車高調サスにショートタイプのスプリングと調整式のアーム類を組み合わせることで、このスタンスを実現する。

ホイールはWORK EMOTION CR Kiwamiで、前後ともに19×9.5J+15サイズ。タイヤはフロント215/35R19、リア225/35R19と、前後異サイズをチョイスする。この組み合わせに前後とも5mmのスペーサーを使用し、ちょうどフェンダーがホイールリップに乗る寸前という絶妙なセッティングとなっている。
ちなみにナマ足なのでこの車高のまま走ることになるが、それでもフロントメンバーは簡単にヒットしてしまうそう。エアサス以上に苦労をして、この会場までやってきたというわけだ。
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)



















































