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12年ぶりにセパンで開催!SUPER GT 第3戦のGT500クラスを制したのは「Deloitte TOM’S」

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TEXT: 戎井健一郎(EBII Kenichiro/motorsport.com)  PHOTO: 佐藤正勝(SATO Masakatsu)

  • 8号車 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT
  • 左からジュリアーノ・アレジ選手、笹原右京選手、ミハエル・クルム監督
  • トップでチェッカーを受けたTGR TEAM Deloitte TOM’Sのジュリアーノ・アレジ選手(左)、笹原右京選手(右)
  • 2位でフィニッシュした	ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTの松下信治選手(左)と野尻智紀選手(右)
  • 3位は、TRS IMPUL with SDG Zのベルトラン・バゲット選手(左)と平峰一貴選手(右)
  • Deloitte TOM'Sにとって今季初勝利となった
  • Deloitte TOM'Sにとって今季初勝利
  • Deloitte TOM'Sにとって今季初勝利
  • レースはいきなり波乱含みであった
  • 12号車のTRS IMPUL with SDG Z
  • 37号車のDeloitte TOM'S GR Supra

Deloitte TOM’Sにとって今季初勝利

2025年6月28日(土)、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットでスーパーGT第3戦の決勝レース(55周)が行なわれました。優勝を飾ったのは、GT500クラスが37号車Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京選手/ジュリアーノ・アレジ選手)、GT300クラスが18号車UPGARAGE AMG GT3(小林崇志選手/野村勇斗選手)でした。GT500クラスのレポートをお届けします。

(motorsport.comの記事をもとに再編集しています)

6年ぶりの海外戦となったセパンはトワイライトレース

スーパーGTとしては2019年以来久々の海外戦は、12年ぶりの復活となるセパンが舞台。高温多湿の厳しい環境で知られるサーキットだが、決勝開始は16時30分(日本時間17時30分)と夕刻に設定された。当初検討されていたナイトレースではないものの、日没を目前としてチェッカーを迎える“トワイライトレース”だ。

天気は曇りで、レース開始直前の気温は33℃だったが、10周で30℃まで下がり、そこからはチェッカーまでコンディションが安定した。

6〜7周目から一気に展開が動いた

GT500クラスのポールポジションは19号車WedsSport ADVAN GR Supra。かつては“予選番長”としても鳴らしたWedsSportも2022年以来久々のポールであり、相性の良い海外戦での優勝を目指した。そして2番手、3番手にはトヨタ勢の連勝を阻止したいホンダ勢が続き、8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT、64号車Modulo CIVIC TYPE R-GTが並んだ。

レースはいきなり波乱含みであった。13番グリッドの24号車リアライズコーポレーション ADVAN Zが、フォーメーションラップ開始直後にホームストレート上でストップ。レースを終えることになった。そしてスタート直後には、サクセスウエイト70kgながら8番グリッドを確保したポイントリーダー1号車au TOM’S GR Supraの坪井翔選手が、39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraの関口雄飛選手に追突される形でスピン。最後尾に回ることになった。なおDENSOには後にドライブスルーペナルティが出された。

上位のオーダーは19号車WedsSport、8号車ARTA、64号車Moduloで変わりなかったが、6〜7周目からGT300のトラフィックが眼前に現れはじめると、一気に展開が動いた。ワイルドカード参戦のアストンマーティンを処理する間に、37号車Deloitte TOM’Sの笹原右京がModulo大草りきを交わして表彰台圏内の3番手に上がった。

>>>国内外の最新レース情報が満載!「motorsport.com」

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