Deloitte TOM’Sにとって今季初勝利
2025年6月28日(土)、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットでスーパーGT第3戦の決勝レース(55周)が行なわれました。優勝を飾ったのは、GT500クラスが37号車Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京選手/ジュリアーノ・アレジ選手)、GT300クラスが18号車UPGARAGE AMG GT3(小林崇志選手/野村勇斗選手)でした。GT500クラスのレポートをお届けします。
(motorsport.comの記事をもとに再編集しています)
6年ぶりの海外戦となったセパンはトワイライトレース
スーパーGTとしては2019年以来久々の海外戦は、12年ぶりの復活となるセパンが舞台。高温多湿の厳しい環境で知られるサーキットだが、決勝開始は16時30分(日本時間17時30分)と夕刻に設定された。当初検討されていたナイトレースではないものの、日没を目前としてチェッカーを迎える“トワイライトレース”だ。
天気は曇りで、レース開始直前の気温は33℃だったが、10周で30℃まで下がり、そこからはチェッカーまでコンディションが安定した。
6〜7周目から一気に展開が動いた
GT500クラスのポールポジションは19号車WedsSport ADVAN GR Supra。かつては“予選番長”としても鳴らしたWedsSportも2022年以来久々のポールであり、相性の良い海外戦での優勝を目指した。そして2番手、3番手にはトヨタ勢の連勝を阻止したいホンダ勢が続き、8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT、64号車Modulo CIVIC TYPE R-GTが並んだ。
レースはいきなり波乱含みであった。13番グリッドの24号車リアライズコーポレーション ADVAN Zが、フォーメーションラップ開始直後にホームストレート上でストップ。レースを終えることになった。そしてスタート直後には、サクセスウエイト70kgながら8番グリッドを確保したポイントリーダー1号車au TOM’S GR Supraの坪井翔選手が、39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraの関口雄飛選手に追突される形でスピン。最後尾に回ることになった。なおDENSOには後にドライブスルーペナルティが出された。
上位のオーダーは19号車WedsSport、8号車ARTA、64号車Moduloで変わりなかったが、6〜7周目からGT300のトラフィックが眼前に現れはじめると、一気に展開が動いた。ワイルドカード参戦のアストンマーティンを処理する間に、37号車Deloitte TOM’Sの笹原右京がModulo大草りきを交わして表彰台圏内の3番手に上がった。
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