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RE Club Japanが発足!マツダも積極的にロータリー車存続に協力

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TEXT: 西川昇吾(NISHIKAWA Shogo)  PHOTO: 西川昇吾(NISHIKAWA Shogo)

パーツの供給状況や今後にマツダと意見交換

このイベントに参加したロータリーオーナーたちがもっとも関心を寄せたのが、純正パーツの供給とレストア構想についてだ。一般オーナーだけでなく、ロータリーエンジンを専門とするショップも参加して、実状を取り上げつつ熱い意見を交換。

「現在、どの部品が生産されているかの情報ほしい」

「流用情報を教えてもらえることはできないのか?」

「コスモ用のアペックスシールの生産がないのか?」

といったことを中心に、さまざまな意見が飛び交う。

マツダとしては

「知らぬ間にパーツの生産が終わっていた……」

ということがないように最終生産のパーツリストをクラシックマツダのホームページで公開しているからそれを活用してほしい。今後部品の在庫をユーザーがスグに調べられるツールを導入していきたい……といった、堅実的な情報提供があった。

 

そして流用情報に関しては

「他メーカーのパーツも含めた流用情報はコチラでも知らない部分があるので、マツダもこの場を活用してそれを知りたい。そうすればサプライヤーに掛け合って再び部品として生産できるかもしれない」

といった回答もあった。

 

また、現在中古部品をリペアしての技術の習得を実施しており、クラシックガレージの認証も行ったとのこと。ユーザーが知らないクラシックマツダに関する進展も報告された。コスモスポーツ用のアペックスシールなど現状では解決が難しい問題に関しては、正直に

「難しい」

と回答。自動車メーカーとしてどこまで対応できるかを伝える場にもなっていた。

生産終了モデルの部品供給に関して、これだけオーナーと密に、そして真正面からコミュニケーションを取る自動車メーカーはそうそうないだろう。ロードスターと同じように、マツダはロータリーエンジンを工業文化的遺産として残していきたいと思っていることが伝わってくる時間であった。

次回のイベント開催やその形式は未定であるが、ロータリーエンジンが残されていく第1歩となる日になったことは間違いない。RE Club Japanとマツダの今後の展開に注目したい。

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