勝田範彦選手とラリーコースの名所を巡る
WRC(FIA世界ラリー選手権)ラリージャパンの開催地である愛知県豊田市。その東南部に位置する下山地区で、2025年5月25日(日)にJAF中部・近畿ラリー選手権 第1戦「豊田しもやまラリー」が行われました。このラリーの一部のコースは、ラリージャパンのSS(スペシャルステージ)として使用されているため、WRCファンにも注目される大会となりました。さらに、このラリーの前日、5月24日(土)には「ラリードライバー勝田範彦選手と巡るWRC三河湖SS名所ツアー」が開催されました。
ツアーはトークショーからスタート!ラリーの裏話からマシン見学も
今回のツアーのガイドを務めたのは、全日本ラリー選手権で9度のチャンピオンに輝いた勝田範彦選手です。勝田選手は、現在もLUCK with ROOKIE Racing Rally Teamから現役で参戦中。さらに、WRCに出場している勝田貴元選手の父としても知られています。
2024年に続くの開催となったこのツアーは、今回も定員40名がすぐに埋まる人気ぶりでした。
参加者たちは、2台のマイクロバスで「豊田市下山保健福祉センター まどいの丘」へと移動。ツアーは、勝田選手によるラリートークからスタートしました。
トークショーでは、今シーズンの戦いを振り返るエピソードやラリーの裏話が語られ、時に話題が脱線しながらも、終始笑顔の絶えない時間となりました。
また、「まどいの丘」の駐車場は翌日の「豊田しもやまラリー」のサービスパークにもなっており、トークショー後には勝田選手の父であり、「豊田しもやまラリー」を主催するM AUTO SPORTS CLUB代表・勝田照夫氏も加わり、実際にラリー車両を間近で見学することもできました。
ラリージャパンの実際のSSを体感!
続いて一行は、再びマイクロバスに乗ってWRCラリージャパン2024の最終ステージとして使用された「三河湖SS」のルートを巡りました。
車内では、ドライバーが事前の試走で作成する「ペースノート」のコピーも配布され、ノートを見ながら実際のコースを進むことで、ラリードライバーがどのように情報をもとに走行しているのかを体験できる貴重な機会となりました。
午後からはあいにくの雨模様となり、予定されていたコースウォークはキャンセルに。しかし、ラリージャパンの象徴的なスポットのひとつ、熊野神社では、傘をさしながら勝田選手と一緒に参拝・散策を楽しむ時間が用意されました。
ツアーの締めくくりは「手づくり工房 山遊里」でのバーベキュー。ラリーファンにとっては、勝田選手と間近に交流できる夢のような時間となりました。食事をしながら直接質問を投げかけたり、記念写真を撮ったりと、参加者それぞれが思い思いのひとときを過ごしました。


























































